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解+ 秋葉原無差別殺傷事件の意味とそこから見えてくる真の事件対策 サイコ・クリティーク21
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 批評社 |
発売年月日 | 2013/04/12 |
JAN | 9784826505789 |
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
秋葉原の殺傷事件を起こした犯人が書いた本。報道された動機とは違うことの説明をしている。自己啓発風の書き方とかはまあいいとして、内容はつまらない。なんとかして、自分の心の中でつじつま合わせをして、自分をかざろうとしているところが興味深いところ。
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秋葉原事件の加害者、加藤さんの前著『解』の続編です。 偶然図書館の新着リストで見つけたのですが、また出たのかと思いました。批評社の心意気がすごい。 内容としては、前作よりももっと客観的で、とても冷たい人間やなあと思いました。悪い意味ではなく。とても無機的な感触。 やはり殺人を犯し...
秋葉原事件の加害者、加藤さんの前著『解』の続編です。 偶然図書館の新着リストで見つけたのですが、また出たのかと思いました。批評社の心意気がすごい。 内容としては、前作よりももっと客観的で、とても冷たい人間やなあと思いました。悪い意味ではなく。とても無機的な感触。 やはり殺人を犯した当事者なので、この本を読んでしか感じれない感触があるように思います。 特に、思い通りにならないことにぶち当たったひとがどのように行動するのか、の説明はすごく考えられている。思い通りにする、埋め合わせる、関わらないようにする、考えないようにする、の四つの反応があるっていう主張に共感。 事件を未然に防ぐために、「やらない理由」を積み重ねる、というのも至極まっとうに思った。 いい本でした。いろんな人に読まれてほしい本です。
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太宰の「葉」という小説の冒頭に 「死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目しまめが織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。」という一説があるのだが、被告の事件回...
太宰の「葉」という小説の冒頭に 「死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目しまめが織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。」という一説があるのだが、被告の事件回避への結論というか主張は、人は「着物」があれば事件(殺人・自殺)は起こさないだろうと。だから各々の「着物」を意識して確保せよと。これはその通りなのかもしれない。 事件の真相はよく知らなかったのだが、いろいろ考えさせられる本だ。 「人の評価だけが私の存在」これが被告を不安定にしたのかな?とは思う。 職場での人間関係も太宰(被告は太宰と同じ高校らしい)のような道化師を装い良好なようだった(で、職場の友人の事を考えて、一旦は事件を起こさずに引き返している)が、退職で疎遠となり、掲示板での友人関係が全てとなり、成りすましに荒らされた事への警告から事件へと発展していく過程は非常にリアルで引き込まれる。またそれを「世の中は思い通りにならない」からスタートして図やチャートで一般化・体系化し構造的に説明・裏付けている点も非常に興味深い。なんでも損得で比較しているのが少々気になるのだが、それは言い方の問題であり、結局はメリット・デメリットによって人は判断・決断するのだろうと思う。 事件直前にも3度体が固まり思いとどまったとあるが、「懲役が嫌で死刑を選択するために事件を実行した」というのは無知から来る悲劇なのかもしれないが、価値観はそれぞれとはいえ、ここには謎が残る。たられば部分で「死刑がなければ」とあるが、なぜ死刑ではなく自殺を選択しなかったのか?死刑と自殺は死刑がマシだったのか?それはなぜなのか?この説明がない。だから成りすましへの警告(のために殺人する身勝手な行為)だと言われるのは仕方ないような気はする。また死刑が希望ならなぜ最高裁に上告しているのか?ここにも疑問が残るが(真実を捻じ曲げる検察への反発というのはあるのだろうが)、そもそもの死刑希望が自分の無知によるものというなんだかよくわからないロジックになっており、最高裁の判決には注目したい。
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