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お望みなのは、コーヒーですか? スターバックスからアメリカを知る
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2013/04/11 |
JAN | 9784000258944 |
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お望みなのは、コーヒーですか?
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
スターバックス批判本。 「この製品が1個売れるごとに$2寄付します」という製品が単に通常品より$2以上高かったりするという、スターバックスの偽善ぶりをこれでもかという感じで炙り出していく。 スターバックスのせいで街の喫茶店(当書の言語ではサードプレイス)が消えていくとかはどうでも...
スターバックス批判本。 「この製品が1個売れるごとに$2寄付します」という製品が単に通常品より$2以上高かったりするという、スターバックスの偽善ぶりをこれでもかという感じで炙り出していく。 スターバックスのせいで街の喫茶店(当書の言語ではサードプレイス)が消えていくとかはどうでもいいんだけど(というかスターバックスのお蔭で美味しい店は増え不味い店は淘汰され、ドトールは美味しく且つ禁煙になりと個人的にはスターバックスの出現は良いこと尽くめだった)、フェアトレードやCSR的なイメージを打ち出しているスターバックスが、他の企業よりもフェアトレードの比率が少なく(本書によればダンキンドーナッツのコーヒーですらフェアトレード率100%でスタバは6%程度)、零細農民から買い付けていると広告する豆はほとんどしっかりとした洗浄設備を持つ大企業を経由して買っており、実際の購買価格すら把握していないという事実については、驚きはしないものも虚像イメージを作るための嘘っつきぷりにはちょっと感銘を受ける。 コンビニ珈琲のおかげでスタバに行くことはほぼ無くなったんだけど、コンビニ珈琲がスタバよりマシな訳では決してないので、とやかく言う資格は無いためただの感想。
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オルデンバーグの本を読んだ後だったので、第三章に最も興味を惹かれた。スターバックスがオルデンバーグがいうところのサードプレイスではないという指摘がされている。
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2014 4/23 1-3章を中心にパワー・ブラウジング。恵文社一乗寺店で購入。 たぶんこれは図書館を考える上でも有効な示唆をいっぱい含んでいると思って入手した、スターバックスから現代アメリカの文化/消費行動を見る本。 本書ではスターバックスは「真正さ」や「サード・プレイス」...
2014 4/23 1-3章を中心にパワー・ブラウジング。恵文社一乗寺店で購入。 たぶんこれは図書館を考える上でも有効な示唆をいっぱい含んでいると思って入手した、スターバックスから現代アメリカの文化/消費行動を見る本。 本書ではスターバックスは「真正さ」や「サード・プレイス」を名乗りつつそれは実際は売るための戦略であることが指摘されていて、特に「サード・プレイス」についてはオルデンバーグが意図した意味でのそれにはまるでなっていない(安全/開かれていなくて/他人との会話はめったにおこらない)ことが批判されている。 著者は、当初はスターバックスをサード・プレイスだと思っていたし、その他の様々な点についても「なぜスターバックスは成功したのか」という肯定的な論調で調べ始め、どんどん考えるうちに、結局人々がスタバに求めていたらしきもの、スタバの約束は何も実現されていないじゃないかということに気づき、批判するサイドに回ったという。 しかし、そういう場(サード・プレイスかとおもいきや実は全然そんなことない場所)こそを求めている人がいっぱいいるって話でもある。万人に開かれた場ではない場にいることを消費する? その戦略は図書館は取り入れづらいが、しかし、万人向けの場は誰も来ない場かもよ? 逆にアメリカでスターバックスの凋落がはじまったのも、普及しすぎて「ほかと違う自分」を演出したり消費を通じてそういう気分に浸ったりできる場としての機能を失ったからではないかみたいな方向につながっていって、しかしそうなると最初から「ほかと違う」の演出に使いうる性質を持たない図書館はどうしたらいいのかね。万人に開きながらそういう雰囲気を持たせることはできるんだろうか。
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