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金融緩和の罠 集英社新書

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2013/04/17 |
JAN | 9784087206876 |
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金融緩和の罠
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対談集。 藻谷浩介;「デフレの正体」著者。 河野龍太郎;BNPパリバ証券経済調査本部長。 小野善康;大阪大学社会経済研究所教授。 はじめに 第1章 ミクロの現場を無視したリフレ政策 藻谷浩介×萱野稔人 第2章 積極緩和の長期化がもたらす副作用 河野龍太郎×萱野稔人 第3章 お金...
対談集。 藻谷浩介;「デフレの正体」著者。 河野龍太郎;BNPパリバ証券経済調査本部長。 小野善康;大阪大学社会経済研究所教授。 はじめに 第1章 ミクロの現場を無視したリフレ政策 藻谷浩介×萱野稔人 第2章 積極緩和の長期化がもたらす副作用 河野龍太郎×萱野稔人 第3章 お金への欲望に金融緩和は勝てない 小野善康×萱野稔人
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哲学者の萱野稔人氏が金融緩和策に批判的な三人の専門家(藻谷浩介氏、河野龍太郎氏、小野善康氏)と対話形式でのインタビュー内容を文字に起こしたものである。 3人の中でも小野氏の内容が興味深かった。 小野氏の論理展開の大前提は、「お金が究極の欲望の対象になる」ということ。成熟社会では、...
哲学者の萱野稔人氏が金融緩和策に批判的な三人の専門家(藻谷浩介氏、河野龍太郎氏、小野善康氏)と対話形式でのインタビュー内容を文字に起こしたものである。 3人の中でも小野氏の内容が興味深かった。 小野氏の論理展開の大前提は、「お金が究極の欲望の対象になる」ということ。成熟社会では、モノがあふれていて、モノへの欲求がお金への欲求より低くなってしまったとする。 「成熟社会になってもまだまだ人びとにはほしいモノがある」との反論に対しては、 「もっているお金をつぎ込んで、ほしいモノを次々に買うのかと聞いてみると、大概の場合、返ってくる答えはこうです。『いや、お金がもったいないから買わない』 この言葉こそが、お金への欲求がモノへの欲求を上回ってしまったことをあらわしています。お金がもったいない、お金を保有していたい。こうしたお金の保有願望こそ、成熟社会での経済を分析するときにひじょうに重要な要素なのです。」 「さらに問題なのは、お金を保有したいと思っている人たちにとっては、物価下落、デフレは歓迎すべきことだということ」 「民間企業で雇われなかった…失業者に対して、政府が雇用を提供する。失業者が減れば、当然、賃金が下がらなくなってきます。賃金が下がらなくなれば、モノの価格の値下げができなくなる。そうすればデフレは止まってくるんです。」 日本には特にあてはまる事象であるように感じた。
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2013年刊行の少し古い本。三人の著名エコノミストがアベノミクスの掲げる金融緩和を真っ向から否定し、その危険性を解く。 自分の理解できる範囲で、何で金融緩和が意味がないかという理由は2点)。 1.日本は人口オーナス期(現役世代が減少して高齢化社会)に入っていて、人口が減っていくと...
2013年刊行の少し古い本。三人の著名エコノミストがアベノミクスの掲げる金融緩和を真っ向から否定し、その危険性を解く。 自分の理解できる範囲で、何で金融緩和が意味がないかという理由は2点)。 1.日本は人口オーナス期(現役世代が減少して高齢化社会)に入っていて、人口が減っていくところに需要は生じないというもの。需要のないところにお金をジャブジャブ注ぎ込んでもその効果は? 2.人は豊かになっていくとモノではなくお金の所有願望が強くなっていくというもの。ものが溢れている日本にお金をジャブジャブ注ぎ込んでも実際にお金がモノに変わるのか? 2番目については思いあたる節もあり目から鱗。ミニマミスト思考とか無駄を省こうとか、モノが減っていく方向への世の中の流れを感じる今日この頃。その中に企業が投資をしてモノを作っても消費されず過剰在庫に苦しむだけだろう。
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