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掏摸 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2013/04/08 |
| JAN | 9784309412108 |

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商品レビュー
3.5
455件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こういった小説のジャンルをノワールというのをこの作品の評価などを見て初めて知った。 現代でこのようなテーマを扱うなら半グレ・裏バイトになるんだろう。 タイトル負けしないスリ描写は緊張感があり良い。主人公自身はスリという生き方を受け入れつつも子供には真っ当な道を歩ませようとする心理描写、木崎のような裏社会の理不尽な闇も印象的だった。 短いながらも読みごたえがあり良かった。 この袋小路のような閉塞感はディストピア小説と読後感が近いと感じた。
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人生で初めて読んだノワール作品。 無駄を省き、主人公の目線から描かれている作品で、名作と呼ばれるのも納得できる。ただ、個人的にはあまり肌に合わず、評価は低め。 序盤は、主人公の掏摸としての卓越したスキルが描かれており、物語にも入りやすかった。 中盤では、主要人物である木崎との...
人生で初めて読んだノワール作品。 無駄を省き、主人公の目線から描かれている作品で、名作と呼ばれるのも納得できる。ただ、個人的にはあまり肌に合わず、評価は低め。 序盤は、主人公の掏摸としての卓越したスキルが描かれており、物語にも入りやすかった。 中盤では、主要人物である木崎との出会いが描かれ、物語が大きく動き始める。 終盤は、木崎から与えられた三つの指令を軸に、まるで悲劇的序曲のような物語が綴られていく。 そしてラストは、さまざまな含みを持たせた終わり方で、読後に考えさせられるものがあった。 ハラハラ、ヒリヒリする展開で、スリの描写もリアルに感じられた。実際にスリをしたことがないので本当のところはわからないが、細部まで丁寧に描かれており、臨場感も十分。作品としての完成度の高さは感じた。 ただ、自分がノワール作品そのものを苦手としているのか、個人的にはあまり刺さらなかった。 それでも、ラストでは独特の世界観に引き込まれた、主人公や木崎がどうなっていくのか… [王国]も読んでみる事にする。 主人公は間違いなくカッコいい。
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天才スリ師の生き様を描いたノワール小説。めちゃくちゃ面白かった。 両利きのスリ師すげえ。 主人公が一人称「僕」なので、主人公が知り得た情報しか読者にも知らされないのがとても効果的でスリリングな読み心地を与えてくれた。何を書くかより、何を書かないかが徹底されていて、そのまま話が進む...
天才スリ師の生き様を描いたノワール小説。めちゃくちゃ面白かった。 両利きのスリ師すげえ。 主人公が一人称「僕」なので、主人公が知り得た情報しか読者にも知らされないのがとても効果的でスリリングな読み心地を与えてくれた。何を書くかより、何を書かないかが徹底されていて、そのまま話が進むので主人公の不幸な境遇がそのまま体に入ってくる。極悪人の木島にスリを強要され、何を盗めば良いかわかっても、それがどう使われるのか全くわからない。木崎はとんでもないことをしているのは間違いないのだが「知ろうとするな」と一蹴されるのが痛快だった。クズと悪党しか出てこないアンダーグラウンドすぎる1作。 あらすじ。 主人公は東京でスリをして暮らしている。その手捌きは凄まじく、金持ちそうな男を見つけては尾行して財布をスっている。スった財布は指紋を消してポストに入れると、身分証などから落とした本人の元へ届くのだという。 主人公は過去にスリではなく強盗にも関わったことがある。犯罪で繋がった石川、立花という仲間と共に、資産家の爺さんの家の金庫を盗むミッション。金庫にある金は脱税したものであるため、警察沙汰にはならない。3人に与えられたのは爺さんの愛人の女性が大声を出さないように縛ること。強盗自体は同行した名前も知らない男たちが実行し、報酬の500万円を受け取って別れた。 命令したのが悪の親玉である木崎だった。木崎は明かしていない主人公の名前や過去を全て知っていた。この男と関わったらいけない、そう思い東京を出た主人公だったが、やっぱりスリをするなら東京だと考えを改め、戻ってくる。そして財布をスった相手がなんと木崎だった。 主人公は、東京での暮らしの中、ある親子と出会っていた。その母は子どもにスーパーで万引きをさせていた。主人公は万引きG面にバレていることを見抜き、捕まえられる前にやめろと言う。それから子どもがなつき、絆が生まれていく。 主人公は木崎にほぼ無理ゲーな、新しいミッションを与えられる。失敗したら、その親子二人を殺すと言う。脅迫を受けた主人公は無謀なスリへ身を投じていく。さて逃れられない運命にどう抗うのか——
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