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百田尚樹(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/04/12
JAN 9784062775359

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商品レビュー

4.2

129件のお客様レビュー

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2026/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(上下巻同じ感想を綴ります) 本日は祝日だったのですが、奥様が朝から友人らに会いにいくということで9時にそこまで車で送って、迎えに行くまでの4時間で上巻を、迎えに行って夕ご飯までの間で下巻を読みました! 年取って涙もろくなったのもありましたが、途中で二回ほど嗚咽。 友情、頑張ること、親しい人の死、その死者から託された夢、等々。私の「つぼ」が多かった話で、堪能いたしました。 ・・・ まあ高校生のボクシングドラマなのですが、やはり目がいくのは、センスのないモヤシ君だったユウキが愚直に練習に励み、めきめきと強くなることですね。 サラリーマン的には、このあたりに希望を見出したくもなります。 素直であること、否、時に愚直であることで、学歴とか運とか、あるいは容姿とか、言ってしまえばそれまでのdisadvantageはひっくり返せる、という可能性を信じたくなります。また、運動はcause-effectの因果が出やすくPDCAを回すことで如実に差が出そうですが、こうした物語から凡人サラリーマンは「そう、凡人でも工夫しだいで戦える!」と信じたくなりますね。 他方ユウキの才能は今後も多角的に開花してゆくのですが、才能というものはセンスvs努力という単純なものではないことはカブとユウキの先生たちによっても語られています。本人自身が探求を続ける努力を果たすということは大事。そして仮にその才能が見つかったとて、今度は必ずしもそれが幸せとも限らない、というのです。 下巻のP.242-244辺りで語られていましたが、「タイガー・ウッズは凄い」と呟くオヤジたちは実はウッズ以上に才能がある場合も大いにあり得るという話がありました。ただ、その才能に気付くかどうか、本人や周囲がその「鉱脈」を掘り続けることが出来るかどうか。本文では、指導によってプロになり、ランカーとなるも、そのファイター型のスタイルの才能開花だった故、後に指導者のことも分からなくなる後遺症を負った例が挙げられていました。 なかなか難しいものです。 ・・・ あと、まんまと泣かされたのは、ボクシング部のマネージャーの丸野さんの死でしょうか。 丸野さん、もう登場したときから病弱で入院も多い、という前振りがあったので「ああ、これは途中で死んじゃうパターンだ」というのは天気予報ばりに予測がつきました。降水確率90%以上です。 で、亡くなったあと、選手一人ひとりのクセを書き綴ったノートの存在を母親からボクシング部の監督に伝えられたところで号泣。更に、以降の大会で選手が丸野さんの遺影に挨拶してからリングに上がるという部分で涙目。こういうのは弱いです。 ・・・ そして、物語終盤の天才ボクサーのカブとユウキの二人三脚のトレーニングとかね。絶対勝つと約束する→実際には苦戦→ピンチに場外から聞こえてくる「勝ってくれるんじゃなかったのかよ」の声にはっとする→まさかの逆転勝利、みたいな筋。 分かっているのに涙してしまうのですよねー。 ・・・ ということで久しぶりの百田氏の作品でした。 トリックとか、驚かせるというより、上手にシーンを楽しませてくれる作品でした。映画化されたというのもむべなるかな。 友情系で泣きたいという方にはかなりの確率でヒットすると思います。

Posted by ブクログ

2026/02/24

躍動感、疾走感含めて演出が完璧で一気読みしてしまった。文武両道を求める主人公がかっこよかった。もともと賢い主人公が、頭を使いながらどうすれば強くなれるか常に試行錯誤を重ね、練習を忠実に行っていく姿に感情移入した。ボクシングかっけえ。

Posted by ブクログ

2026/01/15

2026.1.15読了 スポーツや格闘技に興味は薄いが、それを題材にしたノンフィクションやフィクションには何故か惹かれる。わたしの人生ベスト小説は『一瞬の夏』(沢木耕太郎、新潮文庫)だ。(ノンフィクションノベルだけど) 一見すると、ウサギとカメの寓話(天才だが怠け者vs凡人だ...

2026.1.15読了 スポーツや格闘技に興味は薄いが、それを題材にしたノンフィクションやフィクションには何故か惹かれる。わたしの人生ベスト小説は『一瞬の夏』(沢木耕太郎、新潮文庫)だ。(ノンフィクションノベルだけど) 一見すると、ウサギとカメの寓話(天才だが怠け者vs凡人だが努力家)のように使い古された物語の枠内で話が進むと思いきや、そこは稀代のストーリーテラー百田尚樹。著者が一家言あるボクシングを通して魅力的なキャラたちが縦横無尽に躍動する。 大阪弁の血が通って生き生きした会話がホント読んでて楽しい。地の文でのダラダラ余計な性格描写がなく、会話やアクションのみでキャラの性格や個性が読者に伝わってくる。これこそエンタメ小説創作の基本であり王道だと思う。 心理描写もサブ主人公である木樽優紀と高津耀子のみの徹底ぶり。キャラは多いのに、視点がゴチャゴチャせずにスムーズに読み進められる。 それにストーリーの面白さはもちろんだが、この小説を一読すれば、ボクシングの歴史や用語、プロとアマのルールの違い、アマの(主に高校の)大会の運営や練習方法、実際の攻防の展開などをストーリー上の会話で自然に学べてしまうのだ。にわかボクシング通の誕生である。 「軽量級ほどリング禍が多い」というのも、細川バレンタイン氏のYoutubeをみて最近知ったが、この本を先に読んでいれば既知の情報だったわけだ。 下巻では、強大なライバル稲村を果たして打ち破るというオーソドックスな結末になるのか?

Posted by ブクログ

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