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失われた時を求めて(3) 第二篇「花咲く乙女たちのかげにⅠ」 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2013/03/12 |
JAN | 9784334752682 |
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失われた時を求めて(3)
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商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
第二篇の上巻は光文社で。 今まで自分にぴったりの訳を追い求めてちくま文庫、岩波文庫、集英社文庫…と色々読んできたけれどやっぱり古典新訳に関してはさすが安心と信頼の光文社、読みやすかった。 個人的な読みやすさ指標としては、 集英社>光文社>岩波>>>&...
第二篇の上巻は光文社で。 今まで自分にぴったりの訳を追い求めてちくま文庫、岩波文庫、集英社文庫…と色々読んできたけれどやっぱり古典新訳に関してはさすが安心と信頼の光文社、読みやすかった。 個人的な読みやすさ指標としては、 集英社>光文社>岩波>>>>ちくまという感じかな。(左に行くほど読みやすい) そんなことは置いといて、相変わらず主人公のジルベルト愛が溢れてたなあ。 と同時にちょいちょい挟まれる芸術への批評も読んでいて面白かった。
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スワンも語り手である私もすごく一方的な自分勝手な片思いしてる印象を受けたけど、スワンのがまだなんとなく読んでて楽しかった。どっちもなよなよしてたけど。それに語り手はジルベルトのことを好きなはずなのにオデットに魅了されすぎじゃない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
語り手の初恋、スワンの娘・ジルベルトとの恋についてあれこれと語り手が考えを巡らせるが、ジルベルト自身の印象は薄く、スワン一家、特に第一部のタイトル「スワン夫人のまわりで」が最初から最後まで通底している印象の第3巻。 ジルベルトは語り手の中のこうあってほしいと思う理想のジルベルトが描かれ、スワン夫人(オデット)については、服装、趣味、会話が事細かに描かれている。 話の筋としては単純なのに、その情景も空気も心情も丸ごと作品に閉じ込められている。 流麗な文体の中に語り手の若さが出ていて(憧れの作家に会いその風貌に落胆したり、相続した壺を売って「毎日ジルベルトに花を贈ることができる」とウキウキする)クスっとしたり、うろたえたりしました。恋は怖い。 スワン夫人と女性たちのサロンでの会話もぞわぞわします。上流階級に生きるというのは心が休まらなさそう。 注釈が丁寧で助かっています。これがなかったら私には手の届かない作品です(;´∀`) 巻末の「読書ガイド」のユゼフ・チャプスキ『精神の荒廃に抗するプルースト』やココット(高級娼婦)の詳細な説明、馴化園(ジャルダン・ダクリマタシヨン)の説明も興味深いものでした。
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