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ベースボール労働移民
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ベースボール労働移民
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商品レビュー
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前半こそ歴史を振り返りつつの内容ぐらいなのかなぁ、と思いきや、4章のイスラエルリーグのあたりからぐぐぐっと読ませる、野球を題材にした現代社会論。野球というテーマがたまたまわかりやすかったのかもしれないけれど、ほかのスポーツにも応用できそうな視点。労働としてのスポーツ、バケーション...
前半こそ歴史を振り返りつつの内容ぐらいなのかなぁ、と思いきや、4章のイスラエルリーグのあたりからぐぐぐっと読ませる、野球を題材にした現代社会論。野球というテーマがたまたまわかりやすかったのかもしれないけれど、ほかのスポーツにも応用できそうな視点。労働としてのスポーツ、バケーションとしてのスポーツ、自分探しとしてのスポーツ・・・。なんというか、「外国人選手」を見る目が変わりそうな刺激的な内容。 ラグビーの「傭兵の告白」なんかはこの本と親和性があるのではなかろうか。じっくり読み込みたい。
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世界のプロ野球の世界はつながっていて、それをベースボール・レジームと筆者は呼ぶ。より上方に上がっていくだけでは、現在の労働力の移動は説明しきれない。下方に移ったり、留まったり、自分探しだったり、様々な形がある。それぞれのプロ野球は時代が求めているからつくられ、合わなければ消えてい...
世界のプロ野球の世界はつながっていて、それをベースボール・レジームと筆者は呼ぶ。より上方に上がっていくだけでは、現在の労働力の移動は説明しきれない。下方に移ったり、留まったり、自分探しだったり、様々な形がある。それぞれのプロ野球は時代が求めているからつくられ、合わなければ消えていく。誰が責められるものでもない。バランスがとれている、これぞ自由主義経済というのを感じさせられた。
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