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謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 本の雑誌社 |
| 発売年月日 | 2013/02/20 |
| JAN | 9784860112387 |
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謎の独立国家ソマリランド
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商品レビュー
4.4
200件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ノンフィクション作家である高野秀行さんが謎の国家に潜入取材を行った記録を書いたこの本。高野さんは、とある番組で知っていたが初めて著作を読ませていただいた。ソマリランドという国を知ったのはいつであったか、携帯で時間つぶしにWiKiでソマリアのことを調べたのが切っ掛けであった。ソマリア海賊の話などをニュースで聞き、物騒な国なのだと思っていたが本を読んでその民主的な先進性に驚かされる。願わくばこの国家が大国の思惑に左右されることなくその彼らなりの平和を享受してほしいものである。本一つで大陸の謎国家に旅させてくれた高野氏に感謝したい。しかし、カートを噛んでみたいと感じてしまったのは内緒である。
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500ページくらいある本なので一気読みは無理だが、大変面白い。 まず、ほとんど知られていないソマリア、ソマリランドについての詳細なレポートなので、社会的に有意義である。国家とは何か、政治経済社会の維持と崩壊と再建について考えさせられる。 ただし、15年ほど前の状況である。 で、著...
500ページくらいある本なので一気読みは無理だが、大変面白い。 まず、ほとんど知られていないソマリア、ソマリランドについての詳細なレポートなので、社会的に有意義である。国家とは何か、政治経済社会の維持と崩壊と再建について考えさせられる。 ただし、15年ほど前の状況である。 で、著者はソマリランドの人々の平和維持の努力、工夫に高い評価をしている。それは納得できるのだが、世界各地の現状を見ると、ソマリランドには原油、金鉱石、レアアースなどが産出されない、ということが幸いしているのではないか、と危惧するのだが。
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『世界の辺境とハードボイルド室町時代』を読んで、こちらの本に飛んできた。手にとって、「分厚っ…」と声に出てしまうほどの本の厚みで、読みきれるのか不安になりましたが、かなり難しい異文化を、ユーモアのある語り口で面白おかしくリポート&解説してくれています。 ソマリランドに...
『世界の辺境とハードボイルド室町時代』を読んで、こちらの本に飛んできた。手にとって、「分厚っ…」と声に出てしまうほどの本の厚みで、読みきれるのか不安になりましたが、かなり難しい異文化を、ユーモアのある語り口で面白おかしくリポート&解説してくれています。 ソマリランドに来てみました、的な(かなりハードな)旅行記のような始まりで、ソマリの人々のことやソマリランドのあちこちに訪ねていった様子が描かれます。 著者がソマリランドのことを「地上のラピュタ」とまず言っていたけれど、これが最初はピンと来なかった。アフリカの民主主義国家、だけだったら、「そんなところがあるんだ~」と思うくらいですが、ラピュタって?その後、氏族社会の説明に日本の戦国武将になぞらえるところも「...?」。東国ダロッド平氏だの、イサック奥州藤原氏だの、バーレ清盛だの、かえって混乱。 ただ、私の理解が遅かっただけなのか、話が進むにつれて著者の書き方に慣れたのか、なるほどねとわかるところも増えてきました。 ソマリランドは氏族社会。そして、その社会の制度や掟や風習などうまく包摂して、紆余曲折を経て、とても理にかなった民主主義社会ができている。外(外国、欧米型社会)からみたら訳が分からないけれど、よく知ってみると合理的でなかなか理想的。ソマリの人々の様子もちょっと日本からみると異文化が過ぎてて、そのまま異世界的ファンタジーになりそうな。だから、ラピュタか! 戦国武将になぞらえるのも、武将同士の関係や地理的な位置や似た状況にうまく当てはめていたのでした。なるほど、理解が楽になります。 同じソマリの人々の国であるプントランドがなぜ海賊国家なのか、ソマリアの首都モガディショがなぜずっと戦闘状態なのかも、無謀にも現地に赴いて探っています。すごいなぁ。 ソマリはイスラム教なので、中東のことにも触れられていて、こちらもやはり欧米の価値観や考え方でははかれないところがあるのも少しわかりました。アメリカの軍事介入にも触れられていました。そもそも考え方が違うアフリカへの、欧米型の支援や政治的介入って、どこまでがその国にちょうどいいんだろう、いや、もう、政治に関しては放っておいた方がよいのでは。などなど考えさせられます。 とにかく、自分とはこんなにも違う文化があるんだな!と改めて思いました。世界の報道の見方が変わりそうです。
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