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美術品はなぜ盗まれるのか ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
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美術品はなぜ盗まれるのか ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い

サンディネアン【著】, 中山ゆかり【訳】

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美術品はなぜ盗まれるのか ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い

定価 ¥2,860

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2013/02/16
JAN 9784560082713

美術品はなぜ盗まれるのか

¥220

商品レビュー

3.2

7件のお客様レビュー

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2025/11/10

先日ルーブルの件があり、ふと目にとまって借りてみた。 絵画が盗まれると、多くのメディアが時価何億とか有名画家の作品だとか報じて作品画像を堂々と掲載し、作品にどれほど価値があるものなのかなどとお墨付きを与えてしまう、これを著者は問題視していた。 今回のルーブルの盗難で報道側があえ...

先日ルーブルの件があり、ふと目にとまって借りてみた。 絵画が盗まれると、多くのメディアが時価何億とか有名画家の作品だとか報じて作品画像を堂々と掲載し、作品にどれほど価値があるものなのかなどとお墨付きを与えてしまう、これを著者は問題視していた。 今回のルーブルの盗難で報道側があえて 作品名・画像・推定価格の詳細をぼやかしたかたちで伝えていたのには、この著者の意見が活かされてきているのかもと思った。 また絵画が麻薬や武器の裏取引の担保に使われている、という実態には驚いた。

Posted by ブクログ

2017/06/12

芸術品盗難は、その社会的美術的価値の喪失だけでなく、裏社会に流れる資金や組織犯罪、闇の流通ルート、国際問題など、多くの問題を孕んでいる。

Posted by ブクログ

2014/05/22

1994年に発生した、ターナーの絵画の盗難事件と奪還までのドキュメンタリー+美術品が盗まれる、ということに対する精緻な分析。 前半はドキュメンタリー、といっても著者はプロ作家ではないし、事件自体もドラマではないし、大立ち回りがあるわけではない。でも非常に大きなストレス、日常の業務...

1994年に発生した、ターナーの絵画の盗難事件と奪還までのドキュメンタリー+美術品が盗まれる、ということに対する精緻な分析。 前半はドキュメンタリー、といっても著者はプロ作家ではないし、事件自体もドラマではないし、大立ち回りがあるわけではない。でも非常に大きなストレス、日常の業務や生活がありながらも、長期間に渡っての活動、奪還に向けての活動などなど、こんな裏側が!という内容。 後半は過去の美術品の盗難事件や、その目的、対策などをまとめる。美術品に関わるところ以外の犯罪との関係なども改めて身につまされるものだが、公共財である美術品は美術館から盗まれるのではなく、私たちから盗まれるのだ、というメッセージが印象的。

Posted by ブクログ

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