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同化と他者化 戦後沖縄の本土就職者たち
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ナカニシヤ出版 |
| 発売年月日 | 2013/02/01 |
| JAN | 9784779507236 |
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同化と他者化
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
生活史に飛び込むきっかけになった1冊。 しかし、論理は甘いところが多い印象。 岸は青春時代のノスタルジックな語りが予想外であったようで、その辺りの論理を上手くまとめるのに苦労したのだろうが、老人が青春時代を熱く語る姿は想像に難くないし、それだけに仮説の甘さが目立った研究だと感じた...
生活史に飛び込むきっかけになった1冊。 しかし、論理は甘いところが多い印象。 岸は青春時代のノスタルジックな語りが予想外であったようで、その辺りの論理を上手くまとめるのに苦労したのだろうが、老人が青春時代を熱く語る姿は想像に難くないし、それだけに仮説の甘さが目立った研究だと感じた。 だが、描かれた生活史は本当に面白い。
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副題にあるとおり、戦後、沖縄の多くの若者が集団就職や単身の出稼ぎなどによって、大量に、いっせいに本土の都市世界を経験した。その歴史的なできごとを通じて、沖縄的アイデンティティを分析することが本書の目的とされる。 1952年にわずか百人ちょっとから始まった本土就職は、70年に...
副題にあるとおり、戦後、沖縄の多くの若者が集団就職や単身の出稼ぎなどによって、大量に、いっせいに本土の都市世界を経験した。その歴史的なできごとを通じて、沖縄的アイデンティティを分析することが本書の目的とされる。 1952年にわずか百人ちょっとから始まった本土就職は、70年には一万人を超えている。このように本土へ渡った人々は、数年後にはその大半が沖縄にUターンしている。なぜ人々は「祖国」から「故郷」に帰ってしまったのだろうか。そこに沖縄の特殊性や固有性、アイデンティティといったものが関係しているのかどうか、そのような問いを著者は投げかける。 以下、当時の沖縄における経済成長や本土移動に関する基礎的なデータを用いての移動の社会的・経済的背景についての分析、本土に就職し、後にUターンした者たちの語りによる生活史調査、さらに当時の行政資料やメディア報道を分析してのこの大移動が何だったのかについて著者自身の解釈が述べられていく。 本書の圧巻はやはり語り手による語りのところ。ほとんどの者が、本土での生活に憧れ楽しい暮らしができたこと、特に差別されたこともなかったこと、にもかかわらず故郷に帰りたいと思ったと語った。 こうした語りなどを通して、著者は「他者性」「他者化」、少数者のアイデンティティという概念を用いて結論を導いていく。 きちんと関連の基礎データや資料を分析し、そして語り手の語りを十分に聞き、それを学問的に<理解>しようとする著者の方法がうまく嚙み合っていて、とてもスリリングな読書体験であった。 今なお解決がされていない本土と沖縄の関係、本土の人間の沖縄観など、重い課題があることを改めて痛感した。
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB11576711
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