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写楽 閉じた国の幻(下) 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/01/29 |
JAN | 9784101033136 |
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写楽 閉じた国の幻(下)
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写楽 閉じた国の幻(下)
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商品レビュー
3.8
87件のお客様レビュー
消えた浮世絵師東洲斎写楽の正体に迫ったミステリーの下巻。長大な作品の割には現代編のモヤモヤしたものが残るが江戸編は人間ドラマとして熱いものが感じられた。それに現代編も紆余曲折(平賀源内説とか)あっての真相解明はミステリーとして良かったと思う。読了後に写楽の第1期作品(大首絵)が観...
消えた浮世絵師東洲斎写楽の正体に迫ったミステリーの下巻。長大な作品の割には現代編のモヤモヤしたものが残るが江戸編は人間ドラマとして熱いものが感じられた。それに現代編も紆余曲折(平賀源内説とか)あっての真相解明はミステリーとして良かったと思う。読了後に写楽の第1期作品(大首絵)が観たくなった。 個人的な考えとしては現代に例えると蔦屋重三郎が漫画雑誌の編集長でネームの素晴らしい新人作を大御所漫画家プロダクションに委託(なので金もかけた)、ペンネームをつけて連載するも打ち切りとなり後になって調べ様にも当事者死亡で分からなくなったという認識。
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2013/5 初読時のメモより 作者が提示した、写楽の謎:写楽が誰にせよ(既に知られた人物の変名にせよ)何故出自などが全く伝わって無いのか、接触していた筈の周りの人々が写楽について何故なにも語っていないのか。写楽はオランダ人だったという仮説は、これを合理的に説明していると思う。役者絵は、ブロマイドと芝居の宣伝を兼ねるものなのに、写楽は本来対象にならないような端役も描いていたという事も本作で初めて知った。
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読了して、まさに写楽、証明終了したんじゃないかと思った。 そもそも写楽という名前自体、写す楽しみと書く、という話になった時のパズルのピースがはまった感は鳥肌モノ。 説を実証するために証拠の文献を集めていく過程は、学術研究の楽しさも感じられた。 そして、カリスマ出版人の江戸っ子・蔦屋と、お調子者で気のいいオランダ人・ラスさんの友情には、意外にも涙腺が緩んでしまった。
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