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神道はなぜ教えがないのか ベスト新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ベストセラーズ |
発売年月日 | 2013/01/10 |
JAN | 9784584123959 |
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神道はなぜ教えがないのか
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神道はなぜ教えがないのか
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商品レビュー
3.6
23件のお客様レビュー
今を生きる日本人だからなのか、それとも自分の思考がそうなだけなのか、そもそも日々の中で「信仰」なんてものは頭の中にこれっぽっちも浮かばない。 でも本書の中で書かれてる「神道=ない宗教」と捉えると、確かに自分の心の中にも「ないものがある」ような気がしてくるから不思議。それぐらい...
今を生きる日本人だからなのか、それとも自分の思考がそうなだけなのか、そもそも日々の中で「信仰」なんてものは頭の中にこれっぽっちも浮かばない。 でも本書の中で書かれてる「神道=ない宗教」と捉えると、確かに自分の心の中にも「ないものがある」ような気がしてくるから不思議。それぐらいでいいのでしょう。 対する「仏教=ある宗教」というのも対比としてわかるし、その派生のようなその他の「ある宗教/新興宗教」が自分には胡散臭く映るのも納得できる。 そして、神道と仏教の両方が混ざり合うような歴史の中、時の都合で「神仏習合と神仏分離」を経て現代まで「それっぽい信仰のようなもの」が受け継がれていると考えると、どちらかだけのような感覚は到底持てそうにないし「現代人=無宗教」な感覚になっているのも道理のような気がする。 「神道=ない宗教」がすごく日本的に思える自分も無宗教ではないのだと感じるし、決して多くの日本人も無宗教ではないのだと思えてくる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
このタイトルを見たとき「ほんとにそれ疑問」と思いました。進学した学校がたまたま神道系だったこともあり(知らずに進学)、神道や国学については多少知識がありましたが。 神仏習合やまた分離そのものについてやどうしてそんなことが起きたのかなどという歴史や時代背景的なことについては全く知識がありませんでした。また、ずっとという程ではないにしても折々疑問を感じていたこともあり興味を持って本書を手に取りました。 メインの考え方として本書の中では神道は「ない宗教」という定義がなされそれを軸にしたかのような章立てで進められていきます。 この「ある宗教」「ない宗教」という考え方が自分にはとてもわかり易く感じられました。 納得感があるといいますか。 なぜ「ない宗教」と言えるのかということを「ある宗教」代表(?)のような仏教と対比したり時代の流れとともに考察したりイスラムやキリストなどの宗教も引き合いしながら順々話が展開していきます。そのたびに「確かにないわ」と思わさせられました。 神道は宗教ではなく祭祀であるのでは、と本書の中にもでてきますが、そう考えたら初詣や七五三を神社でしてる人がキリスト教式で結婚式を上げ葬式を仏式でやったりお盆や墓参りでお経をいただくのもちょっと納得でした。(私は、ですが。万人の納得感は難しいでしょう)キリスト教を信仰している人には全くなんの納得も得られず逆に不可解が募るかもしれません。(そもそもキリスト教徒は本書を手に取らないでしょうね) 第10章に出てくる出雲国造の話は衝撃でした。現代においてもそんな風に生きてる日本人が居られるとは…。決められた火を使って自分で料理して自分だけでそれを食すはまだしも、喪に服さず?水葬される?すごい。その池にはそうすると代々の国造の…とか色々想像してしまいました。 各章が適度な長さで読みやすく興味のある人には面白い一冊だと思います。 これだけわかりやすいのは著者が様々な宗教について造詣が深い宗教学者であるからでしょう。
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