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曲がった蝶番 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2012/12/21 |
JAN | 9784488118341 |
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曲がった蝶番
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商品レビュー
4.1
21件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
フェル博士もの。前に読んだのが『帽子収集狂事件』だったけど、あの作品の相棒的存在のハドリー警部は今回登場せず。視点人物は若い作家で、博士は途中からの登場。 アメリカから帰国し、爵位と土地を相続したファーンリー卿について、偽物であり自分が正当な相続人であるという人物が現れ、屋敷で話し合いの場が持たれる。そこで殺人が起こり… 出だし、なんとなくクリスティっぽいなーと思いながら読み始めたけど、殺人が起こった後くらいから怪奇趣味が物語をじわじわと覆っていく感じがすごかった。ペイジが自動人形が窓際にあるのを発見した時の恐怖ときたら! トリックと幕切れは、ものすごい驚きをもたらすとともに「エッ」て感じでもある。どっちかというとバカミスの系譜のような…怪奇バカミス。でもめちゃくちゃ面白い。
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勝手に動く自動人形、というカー特有の怪奇雰囲気が満点の一作。途中までは結構怖かった。 ファーンリー卿のもとへ現れた、自分こそが真のファーンリーだと名乗る人物。相続権争いの最中、殺人が起こり…読ませるプロットでおもしろかった。犯人も意外性がありよかったが、重要な証言をした人物が、犯人を庇うため全くの嘘を言っていたというのはちょっとずるいかも? 悪魔崇拝や、脚のない人物が歩き回るという中々ショッキングな事件だったが、最後の犯人による独白がとてもよかった。自分たちは決して異常なのではなく、好きなことを好きなようにしていただけの普通の人間なのだという独白によって、おどろおどろしい物語から現実に引き戻された感じがした。
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フェル博士シリーズ9冊目、ギミック満載で興味津々の読ませる傑作▲爵位と地所を継いだジョン・ファーンリー卿は偽者だと主張する男が現れた。渡米の際にタイタニック号の船上で入れ替わったのだと▼もったいぶるのは探偵だけではない「いったいどちらが本物なのか」そして「あまりにも与えられた情報...
フェル博士シリーズ9冊目、ギミック満載で興味津々の読ませる傑作▲爵位と地所を継いだジョン・ファーンリー卿は偽者だと主張する男が現れた。渡米の際にタイタニック号の船上で入れ替わったのだと▼もったいぶるのは探偵だけではない「いったいどちらが本物なのか」そして「あまりにも与えられた情報が少なすぎる」と言いつつ、すべてをさらうフェル博士。登場人物みな腹に一物あるようで、主張に思惑が感じられる。そのせいか二転三転、ペイジ君はスリリングな羽目に合いつつも、やはりロマンス展開、ラストはスッキリどっきり蝶番(1938年)
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