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うつぶし
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/12/12 |
JAN | 9784480804464 |
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うつぶし
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初、読解力の弱い私にはうつぶしから伝わるものが何か分からなかった。でもなんとなく、『おおかみこどもの雨と雪』を思い出したかなぁ。人間の父親に、鶏(正確には同じじゃないけど)と一緒に育てられたことによって、どっちの要素も持っていて、ちゃんと人間でもあるし人間の社会で生きていくのに絶対的に存在する鶏として育まれた感性。『おおかみこどもの雨と雪』ではどちらか選択することになったけど、この主人公はどちらも受け入れてどちらも諦めた感じがした。過去の失態が忘却されて人間社会に馴染める、なんてこともなく。鶏の意思が汲み取れることで鶏とだけ生きていける、なんてこともなく。ただそれに諦観することもなく、粛々と、生存本能を優先させた。特殊な話だったなぁって感想。 もうひとつのお話は比較的飲み込みやすかった。し、やっぱり幻獣はこういう何処か神秘的な存在であるのが1番様になるよなぁ。と個人的に思って読んでた。 全部だめ、だめ、あーだめだ。ってなった後に気づけるものあるんだなぁとも思えた話。
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衝撃の書き出し。 話の流れ方が次々にページを捲らせる。 終わり方が物足りない。 『海とも夜とも違う青』も読みやすい。 しかし事実が分かっていくうちに、衝撃。 詩朗が良い!
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太宰治賞受賞作品。 その名にふさわしく、暗い話。 暴力性というか…自己嫌悪というか… 自分が無意識のうちに与える他者への悪影響というか。 そういうのわからないでもない。 けど、知りたくないような。わかりたくないような。 個人的には「夜とも海とも違う青」の話の方が好き。
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