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大いなる眠り
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2012/12/08 |
JAN | 9784152093424 |
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大いなる眠り
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商品レビュー
3.5
33件のお客様レビュー
フィリップ・マーロウのシリーズで、この前初めて『ロング・グッドバイ』を読んだ。 本好きな人が出てくる小説に、これは読んでおきたいものとして『長いお別れ』がたびたび登場するからである。 そして、このシリーズが村上春樹さんの訳で初めて出されたのが『ロング・グッドバイ』だったということ...
フィリップ・マーロウのシリーズで、この前初めて『ロング・グッドバイ』を読んだ。 本好きな人が出てくる小説に、これは読んでおきたいものとして『長いお別れ』がたびたび登場するからである。 そして、このシリーズが村上春樹さんの訳で初めて出されたのが『ロング・グッドバイ』だったということもある。 そうしたら、その文庫本の「訳者あとがき」に、チャンドラーが出版した年代順が載っていて、この『大いなる眠り』(1939年)が最初だった。 私は、シリーズものだったら最初から順に読みたい派。 シリーズ1作目のこの本では、ちゃーんとドレスアップして、紹介された依頼人を訪ねる、という正統派な導入部である。 フィリップ・マーロウ、33歳、と若い。 すぐに乱闘するし、銃を使うことにためらいがない。 頭脳しか使わないし、警察には協力的な日本の探偵に慣れているのでびっくりする。 そして、若いからか、自分の仕事に対する誇りと信念をはっきり口にする。 『ロング・グッドバイ』では、すでに場数を踏んでいて、感情をあまり出さず、正義感に対しても韜晦気味だった。 最後の謎は悲劇的だった。家族のためを思ったのかもしれないけれど・・・ 老将軍が皆に敬愛されていたことは分かった。 そして、執事もできた男である。 このあとは、チャンドラーが発表した順に読んでいきたい。
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ミステリなんだけどミステリ以外の要素が強くてミステリぽくない。 ミステリ以外の要素ってなに?ってなると、マーロウの、男気、としか表現ができない心情に基づいての行動、に尽きる。 2023.8.20 133
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「運転手は誰に殺された?」の逸話に象徴される、レイモンド・チャンドラーらしい「とっ散らかった」話。この作品の肝は短編2作をくっつけて創作した某キャラクター(ピーターパン?誰それ、で読んでいて背筋が寒くなるあの人)。短編の片方では少年で、それだとまぁありがちというか、きれいに腑に落ちる話(三島由紀夫の午後の曳航など)ながら、2つを組み合わせたことでまさにキマイラになり、発表当時には相当衝撃的な人物像形だったのではないかと思われる。彼女と比較すればパリス・ヒルトンが優等生に見えてしまうとんでもない人なので、終盤に性格のまともな女性を登場させてバランスをとっているのかな。 この作品は、学生の頃に冒頭だけを読んで挫折しかなり長い間放置だったが、フィリップ・マーロウが訪れた邸でカーテンとカーペットのアイボリー×白の組み合わせを批判していたのがずっと頭に残っていた。参考になった反面、このハードボイルド探偵の代表と言える有名キャラクターから予測できない、いわゆるオネエ言葉がふさわしいような審美眼コメントの違和感に独特の面白さを感じていたのだと思う。
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