連作のすすめ 野菜の品質・収量アップ

木嶋利男【監修】

• 販売会社／発売会社: 家の光協会
• 発売年月日: 2012/11/29
• JAN: 9784259518486

商品レビュー

2019/07/11

所在：展示架
請求記号：626/Ki19
資料ID：11900504

農業では、連作と輪作という手法があります。連作とは文字通り連続で同じ作物を育てること。逆に輪作とは、別のものと交互に育てていくこと。
連作はいけないといわれますが、果たして本当にそうでしょうか。この本では、連作・輪作の良し悪しだけでなく、連作を可能にする土づくりの技術や野菜別の連作技術についてなども紹介しています。
担当者：I.A

2019/04/14

庭の小さい畑だとどうしても連作になるが、以前何かの本だったかで連作でも大丈夫という話を目にした気がしていた。この本では3年から5年で土壌中の微生物が多様化して植物の生育が安定してくることを実験と実践で示してくれる。
庭の植物を見ていても何となくそうなんだろうなーと思い当たるところもあり、自然はすごいなぁと改めて思う。人の手が入るのがやはりいちばんよくないのだな(笑)

2017/04/28

連作障害に対する、誤ったイメージを払拭してくれ、土壌や、肥料、菌、線虫や、病気、虫など、野菜を育てるうえで関係するものを、どう扱うことで、連作障害を回避することができるかを、丁寧に節度を保って説明している。

農薬や肥料を前提としたF1種子を前提とした慣行農法では、連作障害が起きやすい。野菜の生物としての特性を理解し、それに合わせて、環境を整えてやる。環境に合わせて野菜は生き延びようとする。その力をうまく引き出し、利用する。環境に合わない種子、株は生育できずに、淘汰される。生き残ったものをうまく育てていく。その繰り返しを可能にする方法が、科学的な態度で説明されている

代表的な野菜それぞれの個別の方法についても、実例を引いて説明しており、実用的。