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神の代理人 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2012/10/30 |
| JAN | 9784101181424 |
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神の代理人
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商品レビュー
3.9
22件のお客様レビュー
中世ヨーロッパのローマ法王たちの権力闘争とその実像を描いた作品は、教会の権威と政治的陰謀が交錯する興味深い内容です。特にアレッサンドロ六世とレオーネ十世の対立を通じて、彼らが抱える家系のしがらみや政敵との関係が浮き彫りになり、従来の教皇のイメージが変わる瞬間が描かれています。著者の若書きとも言える表現には固さが感じられるものの、ストーリーの中には余韻を残す印象的なシーンも散りばめられています。歴史に詳しくない読者には前提知識が必要かもしれませんが、政治と宗教の交錯を知ることで深い理解が得られる一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
著者作は『コンスタンティノープルの陥落』に続き2冊目。夫の本棚にあったので読んでみたが、日本史選択だった自分にはイタリア史は未知の世界。この本は前提知識がなさすぎると辛い。同じような人には、YouTubeの「イタリア戦争」やよつばチャンネルの「メディチ家」解説をざっと見るのをおす...
著者作は『コンスタンティノープルの陥落』に続き2冊目。夫の本棚にあったので読んでみたが、日本史選択だった自分にはイタリア史は未知の世界。この本は前提知識がなさすぎると辛い。同じような人には、YouTubeの「イタリア戦争」やよつばチャンネルの「メディチ家」解説をざっと見るのをおすすめする。 4人の法王が出てくる。面白かったのは2番目のアレッサンドロ6世(ボルジア)と、4番目のレオーネ10世(メディチ)。ともに「家系の縁」と「政敵」「他国との付き合い」などのしがらみに囚われつつ、「宗教上の敵」となったサヴォナローラ、ルターとの戦いでは権力者としてのしたたかな顔も見せる。今まで抱いていた教皇のイメージが変わった。映画『教皇選挙』も見てみたいと思う。
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2021/6/25読了 15-6世紀の4人のローマ法王(最近は“教皇”の呼称に統一されたらしいが)のエピソード。アレッサンドロ6世(チェーザレ・ボルジアの父)は、最も腐敗したローマ法王とも言われるそうだが、塩野解釈では、イタリアの統一には政教分離が欠かせないことを理解していた、開...
2021/6/25読了 15-6世紀の4人のローマ法王(最近は“教皇”の呼称に統一されたらしいが)のエピソード。アレッサンドロ6世(チェーザレ・ボルジアの父)は、最も腐敗したローマ法王とも言われるそうだが、塩野解釈では、イタリアの統一には政教分離が欠かせないことを理解していた、開明的な法王だったということになりそうだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
教皇としての「使命を感じすぎ、思いつめてしまった」文化人・ピオ2世、「自分の思想を貫くために世界が滅亡するならば、そんな思想はさっさと引き下げる」と豪語するアレッサンドロ6世、威勢がよく口が悪く「決断力と勇気だけで出来ているような男」として描かれるジュリオ2世、「自己の優越性を確信していた、真に貴族的な精神の持主」と評されるレオーネ10世。15世紀半ばから16世紀はじめ頃まで、つまり「ローマ掠奪」によりローマが廃墟と化す直前までにその座に就いた、4人の教皇を描く連作集。 ローマ=カトリック教会の権威が薄れ続けてゆく時代を描いているから、どの作品も優雅さや勇ましさの影に諦念や虚無感がある。けれど、作品毎に書き方を変え、工夫を凝らしているから、陰鬱なシーンが続くものでも読む楽しさがあった。 特に『アレッサンドロ六世とサヴォナローラ』は、権威対権威、思想対思想のぶつかり合いとしても、貴族的なものと民衆的なもののせめぎ合う悲劇としても、読み応えがあった。
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