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神の代理人 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/10/30 |
JAN | 9784101181424 |
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神の代理人
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商品レビュー
3.9
22件のお客様レビュー
2021/6/25読了 15-6世紀の4人のローマ法王(最近は“教皇”の呼称に統一されたらしいが)のエピソード。アレッサンドロ6世(チェーザレ・ボルジアの父)は、最も腐敗したローマ法王とも言われるそうだが、塩野解釈では、イタリアの統一には政教分離が欠かせないことを理解していた、開...
2021/6/25読了 15-6世紀の4人のローマ法王(最近は“教皇”の呼称に統一されたらしいが)のエピソード。アレッサンドロ6世(チェーザレ・ボルジアの父)は、最も腐敗したローマ法王とも言われるそうだが、塩野解釈では、イタリアの統一には政教分離が欠かせないことを理解していた、開明的な法王だったということになりそうだ。
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教皇としての「使命を感じすぎ、思いつめてしまった」文化人・ピオ2世、「自分の思想を貫くために世界が滅亡するならば、そんな思想はさっさと引き下げる」と豪語するアレッサンドロ6世、威勢がよく口が悪く「決断力と勇気だけで出来ているような男」として描かれるジュリオ2世、「自己の優越性を確信していた、真に貴族的な精神の持主」と評されるレオーネ10世。15世紀半ばから16世紀はじめ頃まで、つまり「ローマ掠奪」によりローマが廃墟と化す直前までにその座に就いた、4人の教皇を描く連作集。 ローマ=カトリック教会の権威が薄れ続けてゆく時代を描いているから、どの作品も優雅さや勇ましさの影に諦念や虚無感がある。けれど、作品毎に書き方を変え、工夫を凝らしているから、陰鬱なシーンが続くものでも読む楽しさがあった。 特に『アレッサンドロ六世とサヴォナローラ』は、権威対権威、思想対思想のぶつかり合いとしても、貴族的なものと民衆的なもののせめぎ合う悲劇としても、読み応えがあった。
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価値観が全然現代とは違ってるので、よくキリスト教第一の世界に住んでるな。 人間の信じるという力に脱帽するし、多視点での物の見方が大事だと思う。 教育って大事だなぁ。と今更思わされる一冊出した。
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