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ナニカアル 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/10/30 |
JAN | 9784101306377 |
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商品レビュー
3.6
45件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
林芙美子の作品を読まずにこの本を読んでしまったので、なぜ桐野夏生がこの本を書いたのかきちんとわからずに読んだ。あとがきでわかったが、ただ小説として読んでも面白かった。 ずっと子どもに恵まれなかったのに、このタイミングでとは皮肉。臨月まで家族に気づかれないなんてあるのだろうか?ものすごい賭けだと思う。 再会したとき言えば良いのにとヤキモキした。 この頃の警察に捕まることは怖いことだと思った。理不尽な思いをした人は多かったのだろうと思う。改めて人の集団の方向性の大切さを感じた。
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昭和17年太平洋戦争の時代を舞台とした。お話です。プロパガンダのため、女流作家達が戦地を視察して記事を書いていた。戦時中の女流作家の処遇と南方の人々の暮らしがこのようであったとは知らなかった。 そして主人公が、とても強い女性であったことがわかった。大変な時代や境遇ながらも自分を通...
昭和17年太平洋戦争の時代を舞台とした。お話です。プロパガンダのため、女流作家達が戦地を視察して記事を書いていた。戦時中の女流作家の処遇と南方の人々の暮らしがこのようであったとは知らなかった。 そして主人公が、とても強い女性であったことがわかった。大変な時代や境遇ながらも自分を通して生き抜くカッコよさに感動した。
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桐野夏生が描く、林芙美子の回想録。 創作でありながら、戦時中に日本占領下の国々に派遣されたこと等の史実は忠実に描かれている。 それだけに、創作なのに生々しさがある。 戦時中の作家たちの苦労やそんな中でも愛し合い求め会う男女の関係… 読み応えがあった。 2024.4.20
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