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錯覚学 知覚の謎を解く 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2012/10/17 |
JAN | 9784087206609 |
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錯覚学
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3.3
9件のお客様レビュー
様々な錯覚を紹介してなぜ錯覚が起こるのかが書かれている。 人間や動物も含めて生き残るために必要でなかったものと、生き残るためにそうなったもの両面で錯覚が残ったのだという説明である。後者は、他の心理系の行動経済学と関連して考えるととても面白い。遠くのものが実際の距離よりも近く感じる...
様々な錯覚を紹介してなぜ錯覚が起こるのかが書かれている。 人間や動物も含めて生き残るために必要でなかったものと、生き残るためにそうなったもの両面で錯覚が残ったのだという説明である。後者は、他の心理系の行動経済学と関連して考えるととても面白い。遠くのものが実際の距離よりも近く感じるのは、生き残るために遠くの危険をより敏感に察知できるようにということだろうと思うので、損失への感度が高くなる行動経済学の話と合致する。「近くは正確に、遠くはリスク回避を優先に」と考えれば何となく生き残れそうだ。それと生き残るかどうかに関係ない錯覚も修正されないままというのも合点がいった。
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興味はあるけど今まで読んだことがなかった錯覚(主に錯視)についての本。 脳に痛みを感じても、脳に痛覚はないから別の部位の痛みらしい。そういやそういう経験あるなぁ。あれも錯覚みたいなもんなのか。 錯覚には興味は前からあったので、結構いろいろ見たことがある錯覚についての画像が掲載され...
興味はあるけど今まで読んだことがなかった錯覚(主に錯視)についての本。 脳に痛みを感じても、脳に痛覚はないから別の部位の痛みらしい。そういやそういう経験あるなぁ。あれも錯覚みたいなもんなのか。 錯覚には興味は前からあったので、結構いろいろ見たことがある錯覚についての画像が掲載されてあったのだけど、名前は初めてきいたものばかり。白黒の四角がズレて並んでいると線分が傾いて見える図ってカフェウォール錯視というのか。カフェのレンガで見つけた錯覚だからそう呼ばれてるらしい。ならいっそのこと、壁に錯視画像が飾られてるような錯視カフェなんてものがあったら面白そうだなと思った。 そういや、こないだ月が地平線近くにあって、「今日の月はやけに大きいな」と思ったけど、あれは錯覚らしい。初めて知った。 それと、人間は大きな円に囲まれた円はより小さく見えるけど、ハトは逆に大きく見えるのだとか。いったい、どうやって調べたんだろう。 それにしても、本書にも書いてあるように、錯覚と分かっていてもやっぱり不思議な世界だ。特に、ゆらゆら揺れてるように見える「オオウチ錯視」と明度が違って見える「モンドリアン図形」と「ログビネンコ錯視」。後者なんて言われても分からない。 ところで、うちのトイレの床をぼーっと見てるとゆらゆら揺れてるように感じる時があるのだけど、あれも錯視の一種なのかな(ただ、家族には分かってもらえない)。
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視覚による錯覚、錯視を中心にその仕組みを解説。 へーっと思ったのが人間がなぜ錯視を起こすのかは今だにはっきりとした理由・仕組みがわからないらしい。 それでもこういう図や文字、映像などを見ると錯視が起こるというのは研究されながらどんどん発見されてて錯視コンテストというものもある...
視覚による錯覚、錯視を中心にその仕組みを解説。 へーっと思ったのが人間がなぜ錯視を起こすのかは今だにはっきりとした理由・仕組みがわからないらしい。 それでもこういう図や文字、映像などを見ると錯視が起こるというのは研究されながらどんどん発見されてて錯視コンテストというものもあるとのこと。 考えてみると人間は五感の中でも「見る」という行為が一番錯覚を起こしやすいのかもしれない。 だからこそなるべく「正しい」情報を得る為には五感の中でも視覚以外のものを使ったほうが良いのかもしれない。 専門的な話は難しかったけど面白かったです。
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