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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/09/21 |
JAN | 9784062179966 |
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商品レビュー
3.7
33件のお客様レビュー
(2012/11/6) 最近twitterで執拗に上杉隆の嘘を責める町山智浩氏の近著。 しかし町山さんって不思議な人。 映画評論家というかコラムニストというか、、、。 私が彼を知ったのはTBSラジオストリームの「コラムの花道」の出演者として。 ストリームは小西克哉と松本ともこがパ...
(2012/11/6) 最近twitterで執拗に上杉隆の嘘を責める町山智浩氏の近著。 しかし町山さんって不思議な人。 映画評論家というかコラムニストというか、、、。 私が彼を知ったのはTBSラジオストリームの「コラムの花道」の出演者として。 ストリームは小西克哉と松本ともこがパーソナリティを務めるサブカル&報道番組だった。 2001年10月1日から2009年3月27日まで放送され、聴取率首位のまま、なぜか打ち切られた。 どこからか圧力がかかったのか。 この番組のPODCASTに学ぶところは大きかった。勝谷誠彦とかね。 町山は映画を独特な角度から斬り、かなりネタバレに近いところまで話す。 鑑てみたくなる。 彼はアメリカの自宅から電話で出演する。 ちなみにストリーム終了後も、次の小島慶子キラキラ、たまむすびと、唯一この人だけは出演を続けている。 それくらい存在感がある、TBSラジオのお昼に週一回はなくてはならない存在。 そのアメリカでの生活から書いたコラムがもとになっているのがこの本。クーリエジャポン連載。 話の内容は、まあラジオでも話している内容が結構あったが、 改めて読んでみると、アンチ共和党、というにおいがぷんぷん。 まあMXテレビの『松嶋×町山 未公開映画を観るTV』でもその類の作品を取り上げることが多い。 共和党の「政府は介入するな、貧乏人は努力しないのが悪い!」の思想は根本的には私も嫌いじゃない。 けどね、じゃあ1%だけが大金持ち、それも桁違いの大金持ちになってしまう今のアメリカのビジネスルールがフェアかっていうと、 そうではないと思うのだ。金融市場をいじくるだけで天文学的な金額を稼げてしまうのは、変だ。 どう変かはうまくいえない。じゃあお前もやってみろ、と言われてもできない。ほれみろやはり才能で稼ぐんだ!といわれそう。 だけどやっぱり変、人の役に立って、それなりにお金をいただくのが筋と思う。 何か発明でもして多くの人に利益をもたらすなら大金持ちになってもいいと思うが、 金融で数字をいじっても誰も幸せにならない。むしろ企業買収リストラで働く人を不幸にして、自分はそのサヤを抜く。 そんなんでいいわけないと思うんだが、変なアメリカ。 更に問題なのは、自分も99%の側に居ながら、金持ちにあおられて?宗教の関係で?「自由の国アメリカ」を信じ、 活動する人たち。オバマの医療保険にも反対。自分でものを考えない、教養のない国民が多いようだ。 私が恐れるのはそれが日本にも伝播すること。 モノを考えない病がアメリカから伝染しているように見える。戦後のGHQの政策の成功か。 思えば先日都知事辞職を宣言した方、「尖閣を都で買う」と言い出したのはアメリカだった。 マスコミもこれを結構もてはやしているが、日本が中国と敵対すれば、なんのことはない、アメリカを利するだけ。 アメリカは中国に強硬姿勢を取るようで実は「二大大国」などといい協調路線でもある。 アメリカのポチ日本になっては困る。 アメリカ人の大半はものを考えず、日本は国全体がものを考えず、ごく一部の人間がかき回す。 それに対抗する中国。北朝鮮はある意味したたか。少なくとも自分で考えて外交してる。 そのおおもとのアメリカを知るには面白い本。 序章 オバマ大統領就任式――「自由」と「平等」のハルマゲドン 第1章 医療保険改革とティーパーティーの誕生 2009年12月~2010年5月 オバマのお辞儀を批判するFOXと過激なデマゴーグたち 第2章 保守vs.リベラル 壮絶メディア・バトル 2010年5月~12月 中間選挙で民党敗北 第3章 オバマがイスラム教徒だと信じるアメリカ人 2011年1月~6月 ギフォーズ議員狙撃からビン・ラディン殺害まで 第4章 1%が動かす茶会と99%の占拠運動 2011年6月~11月 共和党大統領予備選から「ウォール街を占拠せよ」運動まで 第5章 「ハゲタカ」ロムニーと「ヘタレ」のオバマ 2012年2月~7月 ロムニーの大統領候補選出からオバマケアの最高裁判決まで
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アメリカの政治的な流れが知りたくて借りた。 圧倒的にオバマよりの視点だけれど、かえってその方がわかりやすかった。 レーガン以来の新自由主義(小さな政府)を取ってきたアメリカはここ30年で格差はますます広がった。 オバマは1期目の宣誓式でそれらとの決別を示唆するが… ...
アメリカの政治的な流れが知りたくて借りた。 圧倒的にオバマよりの視点だけれど、かえってその方がわかりやすかった。 レーガン以来の新自由主義(小さな政府)を取ってきたアメリカはここ30年で格差はますます広がった。 オバマは1期目の宣誓式でそれらとの決別を示唆するが… オバマ陣営の足を引っ張る共和党(FOX、グレンベック、ティーパーティー運動など)を紹介する。 グレン・ベックは「アメリカが黒人に乗っ取られる」とわめき、草の根運動を装うティーパーティーには実は大企業のバックが付いている。 それもそのはず、共和党は自由市場競争と規制緩和を是とするからだ。 「オバマケア(国民皆保険)」はアメリカンドリームへの攻撃だ、とする黒人大富豪などなど。 富めるものはさらに富み、 それを守るために「そこまでするか!?」的にヒステリックなまでに必死になる、という構図がよく見える。 参照図 米国の共和党と民主党 http://ladygodiva.web.fc2.com/other/usaseiji2.html ネオコンとブッシュ http://allabout.co.jp/gm/gc/293106/3/
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2009年1月〜2012年7月 アメリカ政治に関するコラム 特に共和党の支持母体が如何に嘘をつき中傷を行うか ティーパーティーの黒幕がコーク兄弟などの富裕層であること 既得権益の維持に莫大な資金が投じられていることなど
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