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暴力の教義 新潮文庫
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暴力の教義 新潮文庫

ボストン・テラン(著者), 田口俊樹(訳者), 田口俊樹(訳者)

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暴力の教義 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2012/08/28
JAN 9784102182314

暴力の教義

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商品レビュー

3.1

8件のお客様レビュー

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2021/08/03

2010年に発表され、日本では2012年に翻訳刊行されたテランの6作目。犯罪者の父親と連邦捜査官の息子の確執(父親はとうの昔に家族を捨てているため、息子だと気づいていない)をメキシコ革命間近に配置し、緊迫した展開のサスペンス……のはずだが、なんだこのつまらなさは? 自分の状態の問...

2010年に発表され、日本では2012年に翻訳刊行されたテランの6作目。犯罪者の父親と連邦捜査官の息子の確執(父親はとうの昔に家族を捨てているため、息子だと気づいていない)をメキシコ革命間近に配置し、緊迫した展開のサスペンス……のはずだが、なんだこのつまらなさは? 自分の状態の問題かとも思ったが、ネットで検索すると評判もあまりかんばしくないので、やはり本書に問題があるのだろう。本編終了後に映画化についての言及があるが、もしやそのせいか? 結局、紆余曲折を経た挙げ句、未だに映画はクランクインすらしていないようだが……。

Posted by ブクログ

2016/07/04

 メキシコ革命前夜、犯罪常習者であるローボーンは捕縛される。彼は、合衆国と取引し、捜査官ルルドと共にメキシコ情勢の内定に同行することになる。  滅茶苦茶面白いのに、翻訳が途絶えそうなテラン。  これは、映画化が決まっているそうな。が、ググってみたら<西部劇>になってたよ<汗...

 メキシコ革命前夜、犯罪常習者であるローボーンは捕縛される。彼は、合衆国と取引し、捜査官ルルドと共にメキシコ情勢の内定に同行することになる。  滅茶苦茶面白いのに、翻訳が途絶えそうなテラン。  これは、映画化が決まっているそうな。が、ググってみたら<西部劇>になってたよ<汗 ついでに、ルルドの名前が変わっていた。  もーーーーー!!  ルルドの名前変えたら、意味ないじゃないかあ。    ローボーンとルルドとの因縁の意味が消えちゃうじゃないのぉ。と、ちょい、憤慨なのである。  うむ。    で、生まれついての犯罪者で、小狡く生きることしか考えない、できないローボーンが、道行の中でゆっくり変わっていくさまが上手い。  ルルドも、任務一辺倒だったのが、ローボーンや、聾唖の少女とのやり取りの中で変わっていくのが切ない。    人が許されるのは、人によってだけだ。  許されるためにも、許すためにも、痛みが存在する。それを乗り越えるのも、また自分自身なのである。  相変わらず、美しい文だった。  英語力があるなら、言語で読んでみたい。きっと、音にしたら口が幸せになる響きがするんだろうな。

Posted by ブクログ

2014/03/18

1910年メキシコ国境付近が舞台。連邦捜査官と犯罪人が協力して、腐敗したメキシコ国家の裏に存在する組織を探る旅に出る話。お互いが親子だということに捜査官の息子が先に気づき、後半父親が気づくところが絶妙で、効果的に作品を盛り上げていると思った。ボストン・テランの前二作より描写が激し...

1910年メキシコ国境付近が舞台。連邦捜査官と犯罪人が協力して、腐敗したメキシコ国家の裏に存在する組織を探る旅に出る話。お互いが親子だということに捜査官の息子が先に気づき、後半父親が気づくところが絶妙で、効果的に作品を盛り上げていると思った。ボストン・テランの前二作より描写が激しくなくて読みやすい。結末は短いためかあっさりしすぎてよくわからない。

Posted by ブクログ

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