ソロモンの偽証(第1部) 事件

宮部みゆき【著】

• 内容紹介: 学校の校庭で遺体で発見された男子中学生。自殺か、それとも…。目撃者を名乗る匿名の告発状が、やがて主役に躍り出る。新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者が一人、また一人…。宮部が贈る史上最強のミステリー
• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2012/08/24
• JAN: 9784103750109

商品レビュー

2024/10/14

すごいボリュームだったけどまだ第1部…！いろんなことが起きて相関図で整理しながら読みました。三宅さん、垣内さん、大出家にはすごく嫌な気持ちにさせられました…あと遅刻常習犯のまり子にもうんざり。いい子だった松子が亡くなった辺りは読んでいて苦しかったです。これからどうなっていくんだろう。柏木くんの死の真相気になります。

2024/08/17

ストーリーのおもしろさはもとより、人物の描写がすばらしい。
自分は普段は、大人の分別とずるさを持っている大人の仲間だし、それを肯定的に受け入れてもいる。親や先生や警察やTVのやること、言うことを読んで「しかたないよね」と思う側の人間だ。
しかし読みながら子どもたちの純粋さに圧倒された。どの子も（病んでいる子、悪いことをした子であっても）、不思議と純粋だと感じる。
社会のルール、いまの世界に対して純粋なのではなく、自分に対して純粋なのだ。それが若いということなのだと思う。
その純粋さを武器にして事件に立ち向かう。続きが楽しみだ。

2024/05/27

時代的な側面もあり今読むと疑問を感じる部分もある。
狭い世界で起こる群像劇だが、亡くなった生徒に好感と興味が持てずに中断してしまった。