本日の浮遊 林ナツミ写真集

林ナツミ

• 販売会社／発売会社: 青幻舎
• 発売年月日: 2012/06/01
• JAN: 9784861523519

商品レビュー

2021/09/26

地に足つかない、そういう気持ちをどこかに抱えて生きていたいな

たまに開くと、ふわふわしててもそれでもいいんだって、ほっとさせてくれる

2020/07/25

1/500ののシャッタースピードの中に、無重力状態になっている顔の表情と体の様がある。
それを追求して毎日撮影しているのがすごいです。

ロングヘアやブーツ、ミニスカートやショートパンツが印象的です。それはつまり、髪や脚には重力の状態を計るのに最適な部位であることを教えてくれます。

この作品は、魂の浮遊を追い求めているように感じました。

一度目を通す時には、そういうプロパティ的な部分を感じ取って見て、二度目に見る時はそれを除外して、妖精や魔女が浮遊するってこんな感じなのかなと言う感じで、素直に写真を見ることお勧めします。

プロパティばかりをステートメントに上げる写真は、プロパティ以上には至らない気がします。

青山裕企さんの写真集『ソラリーマン』のジャンプ写真は、建前とかっこつけの鎧を外し、内側にある灯火を昇華させているような印象でとても好きです。

でも、林ナツミさんのこのジャンプ作品は、ヒト科ヒト属の身体的限界と精神的解放を同時に見ることができる気がして、新しい感覚だなあと思いました。

しかし、私がジャンプしても、絶対こんなビジュアルにはならない。
体重の重さと着地のしんどさばかりが如実に出そう・・(￣＿￣；)

2018/10/24

写真展に行けなかったので。
不思議な写真集でした。セルフポートレートから始めたそうですが、街中のシャッターは師匠?が押しているというもの。
2011年の1月1日から3月31日分の写真集です。
これだけ集めるとすごいの一言につきます。
確かに「浮いている」日もあれば、そうでもない日もあり。
最初はこの服とブーツに秘密があるのかと思いました。
街中でも、風呂場でもどこでも浮いちゃうんですね。
3Dの写真もあり、ナツミさんが立体で浮いてます。
見れば見るほど不思議な体験ができます。