本日の浮遊 の商品レビュー

林ナツミ

2021/09/26

地に足つかない、そういう気持ちをどこかに抱えて生きていたいな

たまに開くと、ふわふわしててもそれでもいいんだって、ほっとさせてくれる

2020/07/25

1/500ののシャッタースピードの中に、無重力状態になっている顔の表情と体の様がある。
それを追求して毎日撮影しているのがすごいです。

ロングヘアやブーツ、ミニスカートやショートパンツが印象的です。それはつまり、髪や脚には重力の状態を計るのに最適な部位であることを教えてくれます。

この作品は、魂の浮遊を追い求めているように感じました。

一度目を通す時には、そういうプロパティ的な部分を感じ取って見て、二度目に見る時はそれを除外して、妖精や魔女が浮遊するってこんな感じなのかなと言う感じで、素直に写真を見ることお勧めします。

プロパティばかりをステートメントに上げる写真は、プロパティ以上には至らない気がします。

青山裕企さんの写真集『ソラリーマン』のジャンプ写真は、建前とかっこつけの鎧を外し、内側にある灯火を昇華させているような印象でとても好きです。

でも、林ナツミさんのこのジャンプ作品は、ヒト科ヒト属の身体的限界と精神的解放を同時に見ることができる気がして、新しい感覚だなあと思いました。

しかし、私がジャンプしても、絶対こんなビジュアルにはならない。
体重の重さと着地のしんどさばかりが如実に出そう・・(￣＿￣；)

2018/10/24

写真展に行けなかったので。
不思議な写真集でした。セルフポートレートから始めたそうですが、街中のシャッターは師匠?が押しているというもの。
2011年の1月1日から3月31日分の写真集です。
これだけ集めるとすごいの一言につきます。
確かに「浮いている」日もあれば、そうでもない日もあり。
最初はこの服とブーツに秘密があるのかと思いました。
街中でも、風呂場でもどこでも浮いちゃうんですね。
3Dの写真もあり、ナツミさんが立体で浮いてます。
見れば見るほど不思議な体験ができます。

2017/06/01

林ナツミさんのクールな顔、飛んでる！！って感じじゃない、あ、浮いてますけど？って顔が好き。
撮影の状況が分かるインタビューが載っていて、それはそれで興味深かったけれど、自分の楽しみ方としては知らなくてもよかったかな…ってちょっと思った。
街中で、駅で、隣の人がふと浮いてるんじゃないか、気づけば自分もいつの間にか浮いてるんじゃないか…って写真を眺めながら妄想するのが楽しいな。
実際、そんな気になる、不思議な写真たち。

2013/07/02

１人で浮かんでるものより、表紙のように人混みのなかのもののほうが違う世界の住人が紛れ込んでるような異物感が強くて面白い。

同じ服装が多いけど、できればもっといろんな服がみたい

2012/11/05

一人空中移動しているみたいで、物語性がある。自動販売機と立ち入り禁止の写真が良かった。林さんの顔が俗世間から離れてて（良い意味で）被写体として合っていると思う。

結構苦労や計算をして撮っているというのが驚きでした。

2012/10/26

写真家本人が被写体になっている写真集。
妙に姿勢がよかったり、周りの人が見向きもしなかったり、結構シュールな雰囲気がただよってる。

足首の角度がよくわからなくて浮遊感を出すのにいいと履いていたレインブーツは、重すぎて足を壊し、お医者さんに靴を変えろと言われたなんてエピソードもおもしろい。

2012/09/10

なんてこたーないのだけど。確かに、なんか面白い。
浮いてるもん。重力が感じられないのが。なんか。
・・・写真集の評価はうまく説明できないなぁ。

2012/08/14

林ナツミさんのブログ「よわよわカメラウーマン日記」での浮遊写真の魅力がそのまま引き継がれたものではなさそうだ。

本の出来も丁寧で、デザインもサイズもとてもいいのだが、何か物足りなさを感じる。

非日常感漂う不思議な写真たちは紙媒体では十分に魅力を発揮できないらしい、どうもブログで見る写真たちよりも魅力が足りないように思う。

林ナツミさんのこれからに期待。

2012/07/16

よわよわカメラウーマンと言うHPにて公開している写真をまとめた写真集です。

全て一人の女性が宙に浮いている写真ですが、すごく不思議な雰囲気を醸し出している写真集です。