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古典基礎語の世界 源氏物語のもののあはれ 角川ソフィア文庫
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古典基礎語の世界 源氏物語のもののあはれ 角川ソフィア文庫

大野晋【編著】

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古典基礎語の世界 源氏物語のもののあはれ 角川ソフィア文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川学芸出版/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/08/25
JAN 9784044071035

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商品レビュー

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2025/10/19

この本は、国語学者で学習院大学名誉教授の著者が、『源氏物語』を中心とした古典に登場する接頭語の「モノ」という言葉の持つ意味を再検討したものです。 「もののあはれ」「ものうし」などのように接頭語として用いられ、教科書的・辞書的には「なんとなく…」と訳して用いられることが多い「モノ」...

この本は、国語学者で学習院大学名誉教授の著者が、『源氏物語』を中心とした古典に登場する接頭語の「モノ」という言葉の持つ意味を再検討したものです。 「もののあはれ」「ものうし」などのように接頭語として用いられ、教科書的・辞書的には「なんとなく…」と訳して用いられることが多い「モノ」にスポットを当て、その本来の核とする意味はなんなのか、『源氏物語』を中心とする数々の古典文学での用方を研究することで帰納的に解き明かそうとしています。 同著者・同レーベルの「古典文法質問箱」が面白かったためこちらも購入しましたのですが、助詞や助動詞といった古典文法に焦点を当てていた前作よりもさらにニッチな内容という印象です。 本書において示される「モノ」の核となる意味は「不可変性」です。それが派生して、世間の決まりを指したり、儀式や行事を指したり、運命や動かしがたい事実を表したり、あるものの存在を指したりするとのことです。 例えば、「ものうし」は、なんとなくいやだ、疲れた、という意味ではなく、変えることができない運命や成り行きを鑑みて気が重い、億劫だ、という意味になります。 本書によって「モノ」の意味を知ることは、ことばを通じて当時の文化、ひいてはものの考え方を知ることに他ならず、今後の古典作品をより奥深く楽しむことができそうだと感じました。 古典を教える先生や、古典に興味のある大学生以上の方などにおすすめです。

Posted by ブクログ

2015/05/09

大野晋先生の切り口は面白い。 「もののあはれ」、「ものさびし」、「ものいひ」などの「もの」の付く古語の意味を正確につかむために、「もの」という言葉にスポットをあてて突き詰めていく。 現代では、「もの」と言われれば、「物体」としての「もの」くらいしか思い浮かばない。 しかしながら考...

大野晋先生の切り口は面白い。 「もののあはれ」、「ものさびし」、「ものいひ」などの「もの」の付く古語の意味を正確につかむために、「もの」という言葉にスポットをあてて突き詰めていく。 現代では、「もの」と言われれば、「物体」としての「もの」くらいしか思い浮かばない。 しかしながら考えてみると現代でも、「物思い」など、「もの」が付く言葉がある。この「物思い」の「もの」は、決して物体としての「もの」ではない。 この「もの」という言葉を題材として、源氏物語での用例を読み解きながら、古語の「もの」という言葉の意味を解明していく。 大変面白く読ませていただき、ためになった。

Posted by ブクログ

2013/03/27

現代語訳をしていると、生徒に聞かれることがある。 「先生、この“もの”はどういう意味ですか❓」 すみません。 私はいつも逃げてました。 今回、読んだことで、いかに深い言葉かわかりました。 ただ、これを生徒に教えるかと言われれば難しい。 興味があったら自分で読みなさいの世界だな。

Posted by ブクログ