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空飛ぶ広報室
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2012/07/27 |
| JAN | 9784344022171 |

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商品レビュー
4.2
891件のお客様レビュー
不慮の事故でパイロットの道を断たれた航空自衛官・空井大祐は、希望していなかった「広報室」へ異動することになる。飛べない悔しさを抱えたまま、慣れない仕事に戸惑う空井。 一方、報道番組のディレクター・稲葉リカは、挫折と焦りを抱えながら航空自衛隊の取材を担当することに。最初は自衛隊へ...
不慮の事故でパイロットの道を断たれた航空自衛官・空井大祐は、希望していなかった「広報室」へ異動することになる。飛べない悔しさを抱えたまま、慣れない仕事に戸惑う空井。 一方、報道番組のディレクター・稲葉リカは、挫折と焦りを抱えながら航空自衛隊の取材を担当することに。最初は自衛隊への偏見もあり、空井ともぶつかるが、取材を通して彼の誠実さや、空を守る仕事の重さに次第に惹かれていく。 広報室としての活動や、隊員たちの苦悩と誇り、震災の経験などを共有するうちに、2人は互いに過去と向き合い、前へ進む勇気を得ていく――。 ‥‥‥ 昔ガッキーが主演のドラマを観たことがあった。 小説が元ネタだったことも知らず、さらにその作者が有川浩だったとは。 有川さんといえば、阪急電車の作者さん。 えーこういうお話もあるのね。って言うかこっちが本業か←言い方! 自分のいまの職場とリンクする話も多く、共感できることが多かった。 自衛隊って普段あまり中が見えないけど、この作品を読むと「裏側ってこんなに人間くさいんだ!」と感じる一冊でした。カッコいい飛行シーンだけじゃなくて、地味な仕事や広報のバタバタ、失敗して落ち込んだり仲間に支えられたり… 「こういう人たちが空を守ってるんだな」と親しみが湧きました。読み終わるとちょっと胸が熱くなる、そんな作品でした。 余談 すごく分厚い本で怯んだのですが、最後のほうで理由がわかりました。 本当は東北の大震災の前に発行予定だったけど、その前に大震災が来て 松島の被害も相当あったので、その話も追加しようということになったそうです。 その震災の話も胸を打つものがあったので、ぜひ読んでほしいです。 ‥‥‥我が家のトピックス 来月は師走。一年が早いなぁ。 既にクリスマス飾りは済んでいるし。 年末年始に向けて、玄関前の寄せ植えを 作りました。今年のメインはガーデンシクラメン「ドラゴン」鮮やかな紫の新色です。 それに合わせてビオラも紫。 夏前まで我が家のお客様を迎えるお花たちです。 アイコン参照ください。
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今頃?と言われながら今頃読みましたが、今頃読んでもかなり面白かった。 出版当初からだいぶ月日が流れており、世の中の自衛隊に対する気持ちは現在とズレが多少あるような気がするのは、こういった広報の努力の賜物かと思いを馳せる。 そして巻末の「あの日の松島」に胸が詰まる。 2カ月程前...
今頃?と言われながら今頃読みましたが、今頃読んでもかなり面白かった。 出版当初からだいぶ月日が流れており、世の中の自衛隊に対する気持ちは現在とズレが多少あるような気がするのは、こういった広報の努力の賜物かと思いを馳せる。 そして巻末の「あの日の松島」に胸が詰まる。 2カ月程前、松島に行った風景を思い出しながら読んだ。ブルーインパルスを見るのがメインの松島旅行で殆どの時間を東松島で過ごしたのだが、先にこの小説を読むべきだったと悔やんでいる。 テレビの映像では汲み取れなかった様々な背景に言葉を失っている。 また東松島へ行こうと思った。
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不慮の事故で航空自衛隊のパイロットから広報室へ異動になった空井。物語は彼を中心に自衛隊の内部で活躍する人たちを描いた長編。いつもの有川さんに比べ甘々度は低いが丁寧に作品が書かれていると思う。よく考えるとデビューから一貫して自衛隊ものを手掛けることが多いので書くのが上手いのも納得。...
不慮の事故で航空自衛隊のパイロットから広報室へ異動になった空井。物語は彼を中心に自衛隊の内部で活躍する人たちを描いた長編。いつもの有川さんに比べ甘々度は低いが丁寧に作品が書かれていると思う。よく考えるとデビューから一貫して自衛隊ものを手掛けることが多いので書くのが上手いのも納得。通常ならば「いい話」で終わるところ、ボーナストラックの「あの日の松島」が胸にくる。有川さんの丹念な取材と真摯に向き合おうとする姿が作品を通して伝わってくる。ここは必読。
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