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岸辺の旅 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/08/03 |
JAN | 9784167838119 |
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岸辺の旅
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商品レビュー
3.5
96件のお客様レビュー
ふたりでいるのに重い寂寞感が漂う。不安や哀しみや心の揺れ動きは、旅を続けるうちに消えたのか、諦めがついたのか。それでも寂しさは癒えない気がする。
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” でももしかしたら、したかったのにできなかったことも、してきたことと同じくらい人のたましいを形づくっているのかもしれない。” 表紙がすてきで購入。 とても静かな作品。ときどき息をのむような美しい表現が、水面に反射しているようにきらっ、きらっとひかる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
三年前に失踪した夫との再会。 死者の話は悲しい。今にも実体を失って消えてしまうのではないかと気を揉む妻の切実さがよく伝わってきた。 死んだ夫と二人で足跡を辿る、こんな切ない旅があるだろうか。その先に別れが待ち受けているのを意識しながら二人を見守るのは、胸が引き裂かれそうだった。そこには透明な愛だけがあって、二人がずっと一緒にいられればいいのにと願わずにはいられない。 死者が生者の中に紛れて仕事をしたり物を食べたりしているのは不思議な感覚だった。でもそうだったらいいなと思う。世界との別れにだって納得する時間が欲しいから。 印象的な、口ずさみたくなるような文章がいくつもある。その中でもラストの1、2ページがとても好き。ヤコブの梯子が見える海で、二人熱いコーヒーを飲んで……こんなに静かで美しい別れのシーンがあるなんてと、うっとりしてしまう。そして渡り鳥が飛び立つシーンをそこに持ってくるのがつらい。それだけで、優介が去り瑞季も前に進まねばならないと分かる。儚いけれど二人が在るべき場所へ向かったのならそれが一番良いのだと思う。
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