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そこに僕らは居合わせた 語り伝える、ナチス・ドイツ下の記憶
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2012/07/19 |
JAN | 9784622077008 |
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そこに僕らは居合わせた
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「これを語れる人がいなくなる」・・戦争・事件・災害で良く語られる言葉だ。 20Cの証言の筆頭の一つに来ると断定できるナチスドイツと同時期を生きたドイツの人々の歩み。 経験したもので無いと見えてこない様々な美醜感情や本能。 掲載されたショートストーリーはフィクションの形をとってい...
「これを語れる人がいなくなる」・・戦争・事件・災害で良く語られる言葉だ。 20Cの証言の筆頭の一つに来ると断定できるナチスドイツと同時期を生きたドイツの人々の歩み。 経験したもので無いと見えてこない様々な美醜感情や本能。 掲載されたショートストーリーはフィクションの形をとっているが間違いなく「戦争の中での日常』を描いている・・しかも子供の目を通して「逡巡・疑問・怒り・悲しみ・憐憫等々」が綴られている。 20のエピソードに登場する人々は髪や肌の色、語る言語、宗教はもとより先祖の歴史は様々。ヒトラーはそれをひっくるめアーリア人の優生を国家社会主義精神のもとに巧妙に組織立てして行った。教育はその完全なる道具として。 教育、洗脳、刷り込み・・種々の表現があるが若い頃にそうしてインプリントされた傷がいえるまでとてつもない時間が要ったと筆者は語る。。。客観し言葉化するに必要な時間が。 訳者高田さんが語っている~パウゼバング作品の底流をなすものは「自分でモノを考えることしなかった(できなかった時代への猛省だと言う。 渡しも残された時間が少なくなってきた。孫に継ぐ精神としてこの素晴らしい思惟を伝えて行きたい・・自分で空気を読み、流れを察知し、自らの歩む道を考えるという事を。
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ドイツのナチス支配下に生きた普通の少年少女の物語。著者自身の体験や実際に見聞きしたものを、限りなくノンフィクションに近い形で描いている。 否応もなくナチスの「民族浄化」に居合わせることになった少年少女。 自ら進んで居合わせることを切望した少年少女。 全ては大人が差し出した教育に...
ドイツのナチス支配下に生きた普通の少年少女の物語。著者自身の体験や実際に見聞きしたものを、限りなくノンフィクションに近い形で描いている。 否応もなくナチスの「民族浄化」に居合わせることになった少年少女。 自ら進んで居合わせることを切望した少年少女。 全ては大人が差し出した教育によって植えつけられた。 巻末の訳者あとがきに、著者がこの作品を執筆した理由を書いている。 -パウゼヴァングは、「負の歴史」こそ敢えて語り伝える必要があり、それを次世代、次々世代に言いおいていかなければならないと考えている。人は過去から学び、過去を知ったうえでこそ新しい未来を構築できる。 ドイツだけではない。この作品に描かれていることを心にとめていれば、きっと皆が平和に暮らせる。
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ナチス時代のドイツで子供時代をすごした人々の眼を通して、普通のドイツ人がその時代をどのように過ごしたかを描く短編集。これは日本でも同じだと感じた。語り継ぐ人たちはもう少なくなっている。
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