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文明 西洋が覇権をとれた6つの真因
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2012/07/10 |
JAN | 9784326248407 |
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商品レビュー
3.2
12件のお客様レビュー
何故ヨーロッパ文明が世界を制するスタンダードになったかを考えることは誰でも興味を持つテーマであり、ぼく自身も何冊か読んでいる。 著者はイギリス人であり、明らかに白人優位が見え隠れして、上から目線になるのは仕方のないこと。 ヨーロッパ文明のキラーアプリ6つを挙げ、それをこと細か...
何故ヨーロッパ文明が世界を制するスタンダードになったかを考えることは誰でも興味を持つテーマであり、ぼく自身も何冊か読んでいる。 著者はイギリス人であり、明らかに白人優位が見え隠れして、上から目線になるのは仕方のないこと。 ヨーロッパ文明のキラーアプリ6つを挙げ、それをこと細かく説明しているのだが、あちこち道草を食ってしまい読者側としては焦点がボケてしまう。 豊富な教養が邪魔をしているというべきか。 道草も含めとても良いことを言っているのには感心せざるを得ない。 翻訳モノとしては読みやすく、翻訳家の技量のお陰だと思うが、最初の半分を2日で読み進んだけれど、残りの半分を読むのに10日もかけてしまった。 道草が多過ぎるのが原因だが、この中で言いたいことは新書の厚さで充分説明できるはず。 513ページも必要か? 競争の激しい欧米で、他の歴史家から一目置いてもらうためには、このくらいの厚さでなきゃ話にならないのだろう。 改めて、ヨーロッパ文明の底力を拝見させてもらいました。(^^ゞ
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西洋が覇権をとれた六つの真因として、競争、科学、所有権、医学、消費、労働を挙げ、歴史を解説。こういう見方もあるのだなと思った。
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歴史家が書く文章は冗漫で、客観性、中立性に欠け、科学的でない。 社会科学というよりは、物語りのような。イストワール。 追記2013.5.5. 先日、ロゴフ&ラインハートのデータの不備、ならび計算間違えが世界的に話題になったが、 今回は、『文明:西洋が覇権をとれた6つの真因』の...
歴史家が書く文章は冗漫で、客観性、中立性に欠け、科学的でない。 社会科学というよりは、物語りのような。イストワール。 追記2013.5.5. 先日、ロゴフ&ラインハートのデータの不備、ならび計算間違えが世界的に話題になったが、 今回は、『文明:西洋が覇権をとれた6つの真因』の著書があるハーバードの歴史学者、ニーアル・ファーガソンが、カリフォルニア州のカールスバッドで先週末開催された投資家向けカンファレンスで極めてマズい発言をした。 「ケインズはゲイだった。だから彼は経済政策が引き起こす長期的な作用について無頓着だったのだ」 というバカげた発言。 この発言はケインズの「in the long run we are all dead」という有名な言葉について、ファーガソンが解説していたときに発せられたもの。 これは、うる覚えだけど・・・「あなたの経済政策は、長期的に見れば、うまくいかないのでは?」という質問をしたジャーナリストに対して、怒ったケインズが答えた解答、だったと記憶している。 オレも、このin the long run we are all deadという発言には、ケインズ流の経済政策の本質的な思想を表すものだと思って、感心した。 それなのに、ファーガソンは、ケインズはゲイで子供が居なかったから次の世代のことには頓着しなかった、と失言したのだ。 すげー間違いだ。素人でも分かる。 ケインズはゲイではない。彼はバイセクシャルだった。 美人のバレリーナと結婚し、彼女は流産も経験している、とのこと。 この事実を指摘されて、ファーガソンは自分が間違っていたことを100%認め謝罪。 でもさー、歴史学の専門家にとって、ケインズが、バイセクシャルだったことくらい知ってて当然じゃない? オレでも知ってるぞ。 ケインズは男も好きだったけど、女も好きだった。
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