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文明 西洋が覇権をとれた6つの真因
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
| 発売年月日 | 2012/07/10 |
| JAN | 9784326248407 |
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文明
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商品レビュー
3.3
15件のお客様レビュー
1500年から1799年までの300年間、スペインは81%、イギリスは53%、フランスは52%の期間で外国と戦争していた。このような絶え間のない戦争によって、軍事技術の改革が促進され、戦費を賄うために交易が促された。また、政府の借金の慣例が定着したことで王室の権威は低下し、銀行や...
1500年から1799年までの300年間、スペインは81%、イギリスは53%、フランスは52%の期間で外国と戦争していた。このような絶え間のない戦争によって、軍事技術の改革が促進され、戦費を賄うために交易が促された。また、政府の借金の慣例が定着したことで王室の権威は低下し、銀行や債券保有者、企業経営者などが台頭した。
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文明は極めて複雑で、数多くの要素が不規則に絡み合っている。砂上の楼閣のようなもので、ほんの何かの微調整が狂うと「相転移」が発生しすぐに穏やかな状態から危機状態に移行して崩壊する。これが本書の趣旨だろう。 だとすると、我々が現在享受している民主主義、資本主義を中核としたいわば西洋文...
文明は極めて複雑で、数多くの要素が不規則に絡み合っている。砂上の楼閣のようなもので、ほんの何かの微調整が狂うと「相転移」が発生しすぐに穏やかな状態から危機状態に移行して崩壊する。これが本書の趣旨だろう。 だとすると、我々が現在享受している民主主義、資本主義を中核としたいわば西洋文明は、今どのあたりの立ち位置にあるのだろうか。例えばソ連崩壊後の20年〜30年ほどを眺めても、西洋文明は勝利するどころか中国、ロシア、イランなど、多極化の流れが強まる一方で西洋文明は行き詰まり感が増していると思わなくもない。しかし、文明の本質が著者の主張のとおりとすれば、西洋文明が盛り返すとも、多極化が進行するとも、中国が世界の覇権を握るとも、根拠をもって予測することも難しいだろう。安穏と日常生活を送れていることがある意味幸運であることに改めて気付かされる・・。 我々ができることは、現状の文明を享受しつつも、後世のために不断に発展させることの努力を続ける、ということに尽きるのだろうか。そんなことを考えさせられる。
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昔から語られて来たテーマだけど中世まで遥かに西洋を引き離していた中国とイスラム圏がなぜ西洋に凌か駕されてしまったのか、を書いたもの。中国の台頭を目の当たりにした気鋭の歴史家がこのまま西洋が覇権を握り続けられるのか、を洞察したもの。競争・科学・所有権・医学・消費・労働、という六項目...
昔から語られて来たテーマだけど中世まで遥かに西洋を引き離していた中国とイスラム圏がなぜ西洋に凌か駕されてしまったのか、を書いたもの。中国の台頭を目の当たりにした気鋭の歴史家がこのまま西洋が覇権を握り続けられるのか、を洞察したもの。競争・科学・所有権・医学・消費・労働、という六項目に絞っているのがユニークな視点。結論はこういう著作にはありがちなグレーなものだけどなかなか読ませる内容。所有権の項が特に印象的で南北アメリカの相違を掘り下げてるのだけど、少数の支配層が富を寡占した南のスパイン、ポルトガルと庶民が小さい土地を保有することを目的とした北との比較。北つまり繁栄している合衆国と南米諸国の比較で、いまだに自分の畑を耕しているインディオはいるけど北米で自分の畑を耕している先住民はいない、という指摘が新鮮だった。正直、例と力点の置き方次第で逆の論旨展開も可能では、という箇所もあったけどもそれら含めてなかなか興味深い作品だった。
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