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ラベルのない缶詰をめぐる冒険 竹書房文庫
定価 ¥733
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 竹書房 |
発売年月日 | 2012/07/02 |
JAN | 9784812490426 |
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ラベルのない缶詰をめぐる冒険
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ラベルのない缶詰をめぐる冒険
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
児童文学と侮ることなかれ、スリリングでハラハラするミステリー?サスペンス?に近いような冒険の物語です。 小学生の頃に読みましたが、あまりの衝撃に、もうずっと前なのに内容をかなり鮮明に覚えています。 近いうちにまた読み返したいです。
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なんてったって、そう、タイトルがいい。嫌が応にもわくわくする。ラベルのない缶詰。中身は何なのか。そもそも開けるのか開けないのか。ファンタジーなのかミステリーなのか人間ドラマなのか。ぽんぽん疑問が浮かぶ。 文庫本の厚さや文字の大きさ、表紙からだけではちょっとターゲットが分かりにく...
なんてったって、そう、タイトルがいい。嫌が応にもわくわくする。ラベルのない缶詰。中身は何なのか。そもそも開けるのか開けないのか。ファンタジーなのかミステリーなのか人間ドラマなのか。ぽんぽん疑問が浮かぶ。 文庫本の厚さや文字の大きさ、表紙からだけではちょっとターゲットが分かりにくいのだけど、内容としては割とお子様向け。ただ、興味深いのは、お子様向け、なんだけれども事件の展開は割ときちんとサイコスリラー風、というところ。いくつか開けてみることになる缶詰があるのだけど、そこから出てきたモノもモノだし、そこから導き出された事件も事件だ。 ただ、全体として、無理矢理子どもからの視点を作っているきらいがあるというか、「いやーいくら子どもでもそんなことにはならないでしょう」みたいな突っ込みどころが散見されるのも事実で、「いつだってそうだ。大人は子どもの意見なんてまともに聞いちゃくれない!」みたいな描写が目立ってちょっとイライラする。内容を分かりやすくするために作者がわざとやってるのかもしれないけど。結局その「大人が信用してくれない」ってところから最後のクライマックスが展開されていくのだけど、「そこまで大人バカじゃないし!」とどうしても突っ込んでしまう。 ので。 あたたかーく寛大な心で、ゆったり楽しめる人には、短時間で読み切れて、それなりに起承転結はあって、ミステリーの要素もあって、気分転換にもなってなかなか悪くない作品。 私は、もうちょっと昔に読めてたら別だったかもしれないけど、今はあんまり入り込めなかったなー。「子ども対大人」みたいな構図や展開がいまひとつしっくりこなかった。ただ、缶詰の中身が分からないってのは、想像しただけでワクワクする。日本だったらラベルのない缶詰なんて特売でも売りに出さないと思うけど、外国ならまぁありそうね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かったのですが、思ったよりもグロかった…。 中に何が入っているかわからない缶詰をいろいろ妄想する楽しさ…というあたりは平和だったんですけどね。 缶詰から指が出てきたって…もう、ホラーの世界…。 現実の日本だったら絶対出荷停止で、商品回収騒ぎになるよなぁ…なんて思ってしまったり。 まぁ、そこは小説なのだから大目にみないといけないのかもしれませんが。 ファーガルが工場で働くあたりは、プロレタリア文学みたいだなぁ…とも思ったり。 労働者の悲哀。 シャーロットがファーガルを助けに行くのに、大人が話を全く信じてくれない描写はすごく切なくなりました。 いろいろな種類の缶詰の描写があったり、スーパーがとても広そうに描写があるあたり、外国の話なんだなぁ…と思いました。 しばらく缶詰を開けるのがドキドキしそうです(苦笑)。
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