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読むのが怖い!Z 日本一わがままなブックガイド
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ロッキングオン |
発売年月日 | 2012/06/30 |
JAN | 9784860521073 |
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読むのが怖い!Z
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商品レビュー
3.8
17件のお客様レビュー
シリーズ第3弾。 タイトルは【読むのが怖いゼット】ではなく、【読むのがこわーいぜーーーっ!】だそう(あとがきの大森さん談、第2弾に『2』をつけていないので『3』ってのもどうよ、ってことだそう) 北上さんのあとがきによると、単行本の見本が出来てから初めて見る(編集を大森さんに任せチ...
シリーズ第3弾。 タイトルは【読むのが怖いゼット】ではなく、【読むのがこわーいぜーーーっ!】だそう(あとがきの大森さん談、第2弾に『2』をつけていないので『3』ってのもどうよ、ってことだそう) 北上さんのあとがきによると、単行本の見本が出来てから初めて見る(編集を大森さんに任せチェックしない)ので、第2弾で副題に「書評漫才」とかいてあるのを見て、『オレたちの対談書評は漫才だったのか。そんなの全然知らなかった』『しかし私は対談に臨むにあたって徹底して真面目なのだ。ふざけたことは一度もない』と おっしゃっている。 北上さんがノーチェックで見本が出るまでタイトルを知らないことに驚くが「漫才だったのか、知らなかった」と思ってることが、なんだか、この書評本で垣間見える、北上さんの人柄や大森さんとの関係性、この本がなぜこんなに面白いのかをよく表していると思う。 今回は、ようやく2011年頃の書評に突入したこともあり、私自身も割と自分が当時読んだ時の感触を覚えている本も出てきて、お二人がどのように読んで評価するのかを知る、と言う視点が増えて、より楽しかった。 過去の【読むのが怖い】で取り上げられていた、飯嶋和一さんの「黄金旅風」を読んでみたあとで、この対談本を読んでみたら、ふたたび、飯嶋さんの著書の書評が出てきた。そこで、お二人が”主役が誰なのか”についてお話されている。北「主役格は誰だ?」大「誰が主役かは難しい」(略)北「いろんな人物をいっぱい出して、局面を総合的に描くというのが飯嶋さんの手法なんですが」というくだり。そこを読んで、確か、私は黄金旅風を読んだ時に、把握するのに難儀して結構時間がかかった、と言う感想を書いたのだ。主役が分からないと言うのとは違うが、ストーリーごとに中心人物や藩や時代が変わるので、把握するのに難儀した。お二人がこのようなお話をされていて、ああ、そうだ、だからわたしのように歴史の史実を理解していない人が読むと、ころころと人や場面が変わって把握しにくいんだなあ、と腹落ちした。 それから、北上さんの"読みたいものを読む"、"大森さん選のものは読んでみるけど、読めないと思ったものは途中でも辞める"、"分からないものは分からない"と言う潔さが好きなのだが、 今回もこんなやり取りをしている。 北「だから、大森に教えてほしいんだよ。オレはいつもラノベ、ダメなわけじゃない?上遠野浩平もダメだったし。でも、なぜこれがいいんだろう?」大「それがわかんないからいつも困ってるんですよ!永遠の謎ですね」北「えー、説明してくれよお!」大「ムリですよ。なぜコレがよくてアレがダメなのかというのに、全然理屈がないから(笑)。っていうことが、これまででよくわかりました(笑)」 もう、面白過ぎますよ、北上さん。
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北上次郎の書評が好きなので。自分が超面白いと思った本も北上さんの評価は低かったりもしたが、エンターテイメントとは、ミステリーとはと評価の軸があることがわかった。 それにしても北上さん、”おぼえていない”の連発(笑) 書評を書く予定がない趣味で買った本は、おもしろいおもしろいって...
北上次郎の書評が好きなので。自分が超面白いと思った本も北上さんの評価は低かったりもしたが、エンターテイメントとは、ミステリーとはと評価の軸があることがわかった。 それにしても北上さん、”おぼえていない”の連発(笑) 書評を書く予定がない趣味で買った本は、おもしろいおもしろいって、どんどん読んじゃうから、細かい内容おぼえてないって。わかるわかる。
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相変わらず、北上次郎の奔放さが素敵な対談集。今、意識的に文学作品を読もうと心掛けてはいるけど、実際には、北上言うところの”面白いかどうか”が最大の読書動機だと思う。それだけに、双方の言い分が、どちらも納得させられるものに思えて、畢竟、読みたい作品が増えていく一方ということになる。...
相変わらず、北上次郎の奔放さが素敵な対談集。今、意識的に文学作品を読もうと心掛けてはいるけど、実際には、北上言うところの”面白いかどうか”が最大の読書動機だと思う。それだけに、双方の言い分が、どちらも納得させられるものに思えて、畢竟、読みたい作品が増えていく一方ということになる。やっぱりここでも嬉しい悲鳴。
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