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気象を操作したいと願った人間の歴史
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店出版部 |
発売年月日 | 2012/06/22 |
JAN | 9784314010924 |
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商品レビュー
2.6
9件のお客様レビュー
本当に、人類は想像力豊かに、様々なことを考える。 人間は、自分が信じたものを見たがり、したがる。 客観的には愚かな実験に見えても、やっている本人は真剣だ。 そういった話がたくさん収められていた。 1章は、退屈だった。 文学における人間の妄想的な話で、眠たくて読みが進まなかった。...
本当に、人類は想像力豊かに、様々なことを考える。 人間は、自分が信じたものを見たがり、したがる。 客観的には愚かな実験に見えても、やっている本人は真剣だ。 そういった話がたくさん収められていた。 1章は、退屈だった。 文学における人間の妄想的な話で、眠たくて読みが進まなかった。 2章の、エスピーの、森林を焼くことによって上昇気流を発生させ、雨を降らせようという熱意は、とても視野が狭いものだ、と感じた。 一時的に雨を降らせるかもしれない、という可能性のためだけに、ロッキー山脈付近の森林を燃やし破壊しよう、という発想は、自分の研究を盲信し、他が見えなくなってしまっている。 科学者の怖いだな、と思った。 3章の、空砲を空に打てば振動で雨が降る、薬品を使って雨を降らせる、という詐欺の話には、笑えるとともに、他人ごとではないという思いが湧いた。人間はいつの時代も無知で愚かなのだ。 日本は干ばつというよりも治水が必要なほど、雨がしっかり降る国なので、ぴんとこないが、海外では水不足は重要な問題なのだ。 だから、このような詐欺が可能なのだろう。 5章において、チェルノブイリ原発事故の後、ソ連による雲の種まきが行われた可能性があるらしいことに驚いた。 ヨウ化銀散布に参加したという証言・色のついた煙を吐き出しながら飛ぶ飛行機の目撃もあるらしい。 そして、その後、黒い雨が降ったらしい。 人工降雨にどれくらいの確実性があるのかわからないけれど、戦争や緊急事態においては、使用する予算のかけ方は跳ね上がるだろう。薬剤の量をやたらと増やせば、それだけ効果は上がると推測できる。 それにしても、いったいどれほどの薬剤と労力をかけたのか、その効果はどれほどだったのか、詳しく知りたい。 科学者というのは、本当に専門バカなのだな、というのが、読後の感想だ。 その道に夢中になり、突き詰めようとするあまり、視野が狭くなってしまう傾向がある。 つまり、科学者には、他の視点を持つ多くの意見のサポートが必須である、ということだ。 何につけても、鵜呑みにする、ということを、一人一人が戒めて、多角的に物事を考える習慣を大切にしていく必要がある。 そのためには、一見おかしな意見のように思える話も、とりあえず聞いてみる、ということを意識的に行っていくのがいいのだろうな、と思った。 少し読みにくく、同じような話の繰り返しもあるので、眠たくなってしまい、はかどらなかった。
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気象を操作しようとした人たちの歴史。「雲の種まき」はじめ、19世紀から様々な試みがあったことが分かり、面白い。中でも、軍事組織は金に糸目を付けないで研究するので、呆れるというか、恐ろしいというか。GEも真面目に研究していたが、訴訟リスクから待ったがかかるところがまた面白かった。 ...
気象を操作しようとした人たちの歴史。「雲の種まき」はじめ、19世紀から様々な試みがあったことが分かり、面白い。中でも、軍事組織は金に糸目を付けないで研究するので、呆れるというか、恐ろしいというか。GEも真面目に研究していたが、訴訟リスクから待ったがかかるところがまた面白かった。 現在、成層圏に塵を打ち上げ地球温暖化を阻止するなどという話があるようだが、さて?
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「マンダン族が雨を降らせようとするとき、失敗することは決してない。なぜならば、彼らは雨が降りだすまで絶対に儀式をやめないからだ。」 「そして、マンダン族の雨ごい師は、いったん成功したら二度と儀式を行おうとしない。彼の呪術には疑いの余地はないのだ。将来、干ばつに見舞われたときには...
「マンダン族が雨を降らせようとするとき、失敗することは決してない。なぜならば、彼らは雨が降りだすまで絶対に儀式をやめないからだ。」 「そして、マンダン族の雨ごい師は、いったん成功したら二度と儀式を行おうとしない。彼の呪術には疑いの余地はないのだ。将来、干ばつに見舞われたときには、自分の力を誇示しようとするもっと若い勇士にその大役を任せる」 ーーーー 死者35人、負傷者多数という記録的な大雨がイギリスを襲ったが、これは自然の雨ではなく、政府が支援する「雲に塩を撒く」実験の影響であるという説がある。 チェルノブイリの原発事故の後、放射性の雨がモスクワに到達する前に、途中の地域に周知なしで放射性の雨を降らせたという話は初耳だった。 実現可能性が低いことで有名な米国科学アカデミーの地球工学の選択肢が面白い。 ・宇宙鏡・・・地球の軌道に大きな鏡を置き、太陽光を反射することで温暖化を防ぐ ・成層圏のシャボン玉・・・アルミメッキを施して水素を充てんした無数の気球を配置し、反射スクリーンとする。
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