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航空機事故に学ぶ 危険学の視点
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/06/02 |
JAN | 9784062177498 |
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航空機事故に学ぶ
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航空機事故に学ぶ
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
以前、ジャンボジェットが問題があってどうのこうのという時に話に出た本を今更読んでみた。 航空機事故の観点から、社会に潜む危険を論じる『危険学』というものについて書かれたもの。 航空機のみならず、3.11後の原発の話なども含んでいる。 メインは航空機事故なので、御巣鷹山など、非常に痛ましい事故の紹介が多く、正直飛行機に乗りたくなくなる内容である。まあ、本文中では最近の飛行機事故の確率の低さも当然言及しているわけだが… 全体的に分かりやすく、色々な危険を航空学の観点から見るという斬新な考え方でおもしろかったが、問題が1つ、表やグラフが非常に分かりにくいということ。 この危険学自体、ディスカッショングループの発表のまとめのようなものらしいので、表などはその発表中に用いたものを使っているわけで、つまり言葉で詳しく説明したであろうものがいきなりポンと出てくるので見ただけではわからないものが多かった。
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最近は国内航空会社での大きな事故は起こっていない。 それは航空機の進歩及び技術の進歩によるところが大きい。 それでは事故件率がゼロになることはない。 それを限りなくゼロに近づける進歩が今後更に進むであろう。
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1985年に起きた日航ジャンボ墜落事故は、その前の修理ミスが原因だった。しかし、もはや全体のシステムを誰かが理解しているという状況でなくなってしまった現在、こうした問題はどこで発生してもおかしくない。 コンピュータシステムにしろ、航空機にしろ、多くのパーツを分業で進めて統合するの...
1985年に起きた日航ジャンボ墜落事故は、その前の修理ミスが原因だった。しかし、もはや全体のシステムを誰かが理解しているという状況でなくなってしまった現在、こうした問題はどこで発生してもおかしくない。 コンピュータシステムにしろ、航空機にしろ、多くのパーツを分業で進めて統合するのが巨大システムの開発である。当然、司令塔はいるが、司令塔は詳細まではわからないので、パーツ間のつなぎ方だけを決めて、パーツの詳細までは理解しない(できない)のが普通である。また、このパーツの開発も多国籍になり、コミュニケーションも難しくなっている。こうした状況で、いかに事故を防ぐのかは非常に難しい問題だ。 著者は事故当時、日航の技術者。事故の直接の原因はどうして?と感じさせられるものだが、これが巨大システムの中で起こるべきして起こっていることがわかりやすく説明されている。現代はこの複雑さの上に微妙なバランスで成り立っていることを知るにも良い本である。
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