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日本の路地を旅する 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/06/08 |
JAN | 9784167801960 |
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日本の路地を旅する
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商品レビュー
3.8
40件のお客様レビュー
被差別部落を路地とも言うとのことで、日本各地の路地をその地の歴史や成り立ちを振り返りながら巡るルポ。
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差別はとてもデリケートな問題で、そっとこのまま消え去っているのが一番いいと思っているのですが、実際にそこで生まれ育った人たちにとっては故郷でもあるわけで、なかなか一遍通りには行かない問題だと思います。 関東に居ると全然感じませんが、関西の人は結構カジュアルに差別用語口に出したりす...
差別はとてもデリケートな問題で、そっとこのまま消え去っているのが一番いいと思っているのですが、実際にそこで生まれ育った人たちにとっては故郷でもあるわけで、なかなか一遍通りには行かない問題だと思います。 関東に居ると全然感じませんが、関西の人は結構カジュアルに差別用語口に出したりするので、差別的な事と非常に距離が近いんだろうと思います。 興味を持ったのは「路地の子」という自身の父親を主題にした被差別部落のノンフィクションを読んでの話なのですが、この本が後日誤認多数ありという事で、社会的に問題を巻き起こしている本で、ノンフィクションとしては眉唾ものとして扱われています。フィクションとして読めばリアル「血と骨」のような本でぐいぐい読ませるのですが、なんとも言い難いケチが付いてしまったものです。 何冊か読みましたが、アウトローな雰囲気が多大に感じられる人なので、読んでいても反感を覚える事も有り、純粋に感覚を共有する事は難しいです。この本もわざわざ掘り返す必要があるのかと何度も突っ込みを入れて読みましたが、何しろ自身が被差別者であるという強みがあるので皆何も言えない部分が有ります。 本書は日本各地に残る被差別部落の名残(路地と表現)を訪ね歩く内容で、やるせない気持ちになります。人間の暗部というか、どこか自分よりも下を作って安心したいという薄暗い本能のような物を感じます。 どう考えても同じ人間なのに、地域地域で差別される人々がいて、綿々と受け継がれているという事が本当に不思議です。 多分僕らの孫世代が大人になった頃には痕跡しか残らない愚行になると思っています。
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上原善広の別の本『断薬記 私がうつ病の薬をやめた理由』を読んで、その後にこの本を読みました。 被差別部落の内容を書いた内容ですが、真実かどうか?ともかくとして、内容が大変面白かったです。 父親の一生を描いている内容ですが、すべてが真実である必要はないのかな、と思いながら楽しんで読...
上原善広の別の本『断薬記 私がうつ病の薬をやめた理由』を読んで、その後にこの本を読みました。 被差別部落の内容を書いた内容ですが、真実かどうか?ともかくとして、内容が大変面白かったです。 父親の一生を描いている内容ですが、すべてが真実である必要はないのかな、と思いながら楽しんで読めました。 親のことを、フィクション部分があったとはいえ、時代背景も含めてここまで描けるって、すごいなーって思いました。
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