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日本の路地を旅する 文春文庫
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日本の路地を旅する 文春文庫

上原善広【著】

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日本の路地を旅する 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2012/06/08
JAN 9784167801960

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日本の路地を旅する

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商品レビュー

3.8

44件のお客様レビュー

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2025/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「こうして一人で路地をまわる旅を続けていると、ふらりと一人の男が突然に訪ねてきて話を聞かれるだけでも、路地の人々にとっては、時に身を切られるように辛いことであろうと思ってしまうのだ。そう思うと、いたたまれない気持ちになる。路地をまわり始めて十○年以上になるが、あまりにも気持ちが重く、胃をいためて一年間どこの路地にも出られずにいたこともあった。 だったらこんな、傷口に塩をなすりつけてまわるような旅などしなければいいのにと、自分でも思わないこともないが、不器用な私はいつまでも、このような人の心のひだを覗き込むような旅しかできないでいた。いくら同じように身を切ったとしても、路地の人にとって、それは所詮、他人の血であった。」 西村賢太ってこんな感じだよなあと思ったら西村賢太が後書き書いてた 雰囲気があってすごく好きだなあと思ったけど被差別部落のルポルタージュだからこんな感想を持ったことを言ってはいけないのかなと思ったけど、西村賢太が「感傷的に描いている」と言ってたからこの感想でいいみたい これを読んだどこかの編集者から小説の依頼も来たみたいだから、やっぱり書き方が上手なんだろうな 西村賢太の後書きも面白かったので 「被差別部落が、"路地"とも称されることは、これまで全く知らなかった。〜だから、そうした予備知識がなく本書のタイトルを眺めた場合、或いはこれを気のいいお散歩エッセイ風の内容に思う人も少なくないように思う。スローライフ提案型の、いかにも素っとぼけた味わいを意識した紀行文と思う人もあるだろう。 が、本書はそんな虫酸の走る、毒にも薬にもならぬようなヤワな駄本ではない。その内容は戦慄を覚える程に毒となり、具合が悪くなるまでの強い薬となり得るものだ」 私これすごく好きだった こんなシンプルな装丁の小さな本にこんなに広い物語が詰まってると思わなかった 誰かに読んでほしい

Posted by ブクログ

2025/04/25

普段深く考えることを避けてしまっているテーマに真正面から向き合う。 路地への愛・仲間意識と、やるせない哀しさと怒りが、入れ替わり立ち替わり登場する複雑な気持ちが淡々と書かれている。 当事者の目線に立つことができ、実感を持って差別への疑問と怒りを持つことができた。 一方で、どんな環...

普段深く考えることを避けてしまっているテーマに真正面から向き合う。 路地への愛・仲間意識と、やるせない哀しさと怒りが、入れ替わり立ち替わり登場する複雑な気持ちが淡々と書かれている。 当事者の目線に立つことができ、実感を持って差別への疑問と怒りを持つことができた。 一方で、どんな環境に生まれようと、自分を生かすも殺すも自分次第、という強い示唆も示されている。

Posted by ブクログ

2025/01/27

生まれた環境を嘆くより、これからどう生きていくか。どのような地域や階層の生まれでも、その人の可能性を信じるしかない。 この言葉がすごく響いた。誰にでも当てはまると思う。でもそれは仮に私が言っても意味がなくて、上原氏が言ってるから意味があるんだと思う。

Posted by ブクログ