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朱子学化する日本近代
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 藤原書店 |
発売年月日 | 2012/05/28 |
JAN | 9784894348554 |
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朱子学化する日本近代
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
朝鮮哲学の立場から見た日本の近代化を語ったもので、非常に貴重なものといえる。読んでいて、朝鮮贔屓という印象を少々感じたのだが、最後の部分ではそれを否定していて、朝鮮の意識が人間の自然な在り方に対して阻害する要因となっていることを指摘している。 私としては、日本は朱子学の影響を免れ...
朝鮮哲学の立場から見た日本の近代化を語ったもので、非常に貴重なものといえる。読んでいて、朝鮮贔屓という印象を少々感じたのだが、最後の部分ではそれを否定していて、朝鮮の意識が人間の自然な在り方に対して阻害する要因となっていることを指摘している。 私としては、日本は朱子学の影響を免れてよかったと思っているのであるが、どうだろうか?
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※このレビューにはネタバレを含みます
1.小倉紀蔵『朱子学化する日本近代』藤原書店、読了。儒教社会から脱皮(西洋化)することが近代日本の歩みであるとの通説を打破するのが本書の狙い。著者によれば「日本の近代化は半儒教的な徳川体制を脱皮し、社会を『再儒教化』する過程」であり、福沢諭吉、丸山眞男も朱子学化の当体となる。 2.小倉紀蔵『朱子学化する日本近代』藤原書店。朱子学の革新性は「理」の原理。超越的な道徳原理としての「理」の概念の登場は、「理」に接近したものが上昇(尊い)とするから固定的身分制度を一見否定し、機会均等の原理を提示する。ただ、理に近づき序列を上げる競争は苛酷さを増す。 3.小倉紀蔵『朱子学化する日本近代』藤原書店。戦前の天皇制国家は天皇制という「理」に向かう序列化の闘争だし、毛沢東の水平闘争も形式は同じ。著者によれば福澤の独立自尊の原理は、西欧的主体ではなく朱子学的思惟の形式をとり、丸山の思想も朱子学的拘束を受けているとの指摘もある。 4.小倉紀蔵『朱子学化する日本近代』藤原書店。本書は、明治の統治システムとその思想と共振した体制教学の特質を明らかにする。この形式は今現代にも続いている。その実空虚に過ぎない「主体化」によって形式される〈序列化〉の思想的枠組みを西洋的「主体」と錯覚していたとハッとする。 5.小倉紀蔵『朱子学化する日本近代』藤原書店。ややアクロバティックな印象は否めないが、独文を経て韓国へ留学した異色の著者の思考実験は、脳を揺さぶり面白い。外来思想の土着化と東アジアが共有する文化を考えるうえで示唆に富んでいる。 http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1260 子安宣邦「朱子学と近代日本の形成 東亜朱子学の同調と異趣」 http://www.eastasia.ntu.edu.tw/chinese/data/200606/04_%E6%9C%B1%E5%AD%90%E5%AD%B8%E8%88%87%E8%BF%91%E4%BB%A3%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B9%8B%E5%BD%A2%E6%88%90.pdf 西欧の先進的近代国家を範型とした近代日本の「洋学」的国家形成が、その「漢学」的な前身によっていかに刻印されているか……
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(※未読&私的メモ) 2012/7/22、東京新聞9面より。「西洋化という通説を否定」との見出し。 多少タイトルに誇張が見られるものの、意外性のある視座は一見の価値ありとのこと。 また、加地伸行『儒教とは何か』(本棚登録済み)との合わせ読みも勧められていた。
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