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続 明治開化 安吾捕物帖 角川文庫17412
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2012/05/25 |
JAN | 9784041002445 |
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続 明治開化 安吾捕物帖
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
安吾捕物帖の続編をついに読了できた…表現や語句に馴染みのないものが多くて調べたりページ数の多さに圧倒されて読む手がノロノロとなってしまった。それでもやっぱり面白い。単純なミステリーとしても楽しめるし、安吾なりの世相に対する心象のようなものが趣深い作品でした。 個人的には『魔境の怪...
安吾捕物帖の続編をついに読了できた…表現や語句に馴染みのないものが多くて調べたりページ数の多さに圧倒されて読む手がノロノロとなってしまった。それでもやっぱり面白い。単純なミステリーとしても楽しめるし、安吾なりの世相に対する心象のようなものが趣深い作品でした。 個人的には『魔境の怪』『ロッテナム美人術』『乞食男爵』が好きな話でした。真実って何なんだろうな、正しいも世の流れによって揺れ動くよな…なんてことを考えた話でした。 読み手に推理させる楽しさを与えてくれるのも魅力的で、そのへんは不連続殺人事件にもあるのですが、安吾捕物帖のほうが気を抜いて楽しめた印象です。たぶん、解答前の1文「(ここで一服、犯人をお当て下さい)」が親しみと純粋な好奇心を誘うからなのかなと思います。 推理もので自分も推理したいけど、敷居が高そうだなと思っている人にはオススメの1冊かもしれません!あなたもここで一服、犯人をお当てになってみてはどうでしょう? 印象的なフレーズ p283 『身分ある者の手によって仕組まれた陰謀に対しては、道理の方が概ね負けると昔から定まったものだ』
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まず、続編は12話、600ページのボリュームに圧倒された。前巻より新十郎さんや勝先生の出番は少なくなり、また、時代背景もあるが、同じくグロテスクな表現は多用されている。好き嫌いはあるが、私は、冷笑鬼、ロッテンナム美人術、赤罠、トンビ男は、先が気になる面白い話だった。
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まだまだ新十郎と海舟先生の推理バトルに浸っていたくて買った続編。600ページというボリュームで、かなり楽しめた。時々謎解きに物足りなさを感じることもあるけれど、明治初期の文化や風俗についての記述や人々のどろどろした人間関係を読むのが面白くて。事件パートのどろどろっぷりと比べ、探偵...
まだまだ新十郎と海舟先生の推理バトルに浸っていたくて買った続編。600ページというボリュームで、かなり楽しめた。時々謎解きに物足りなさを感じることもあるけれど、明治初期の文化や風俗についての記述や人々のどろどろした人間関係を読むのが面白くて。事件パートのどろどろっぷりと比べ、探偵くんとその(役に立たない)助手たちの推理パートが軽妙なので、うまくバランスが取れている。
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