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風渡る 講談社文庫
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風渡る 講談社文庫

葉室麟【著】

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風渡る 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/05/15
JAN 9784062772501

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商品レビュー

3.4

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2024/11/30

風の軍師と順番を逆に読んでしまいましたが、やはり自分は黒田官兵衛という人がどうも好きになれない。 自らの手を汚さずに言葉巧みに人を操るばかりで、同じ夢を見る仲間を鼓舞するのであればそれでもいいけれど、彼は本心を曖昧にして相手に都合の良い誤解をさせているだけのように感じます。 普段...

風の軍師と順番を逆に読んでしまいましたが、やはり自分は黒田官兵衛という人がどうも好きになれない。 自らの手を汚さずに言葉巧みに人を操るばかりで、同じ夢を見る仲間を鼓舞するのであればそれでもいいけれど、彼は本心を曖昧にして相手に都合の良い誤解をさせているだけのように感じます。 普段は頑なまでに真っ直ぐな心を描くことが多いのに、官兵衛に関しては葉室氏も福岡人の贔屓目になっているのかなあ。

Posted by ブクログ

2024/06/26

黒田官兵衛の小説は、司馬遼太郎の播磨灘物語が有名である。風渡るの小説では、黒田官兵衛とキリスト教との駆け引きで新しい世界を作っている。 九州に初めて伝来したキリスト教が九州で根付き始めたのはキリシタン大名の存在が大きい。 戦国時代のイエズス会のキリスト教と時の権力者との興亡を描く...

黒田官兵衛の小説は、司馬遼太郎の播磨灘物語が有名である。風渡るの小説では、黒田官兵衛とキリスト教との駆け引きで新しい世界を作っている。 九州に初めて伝来したキリスト教が九州で根付き始めたのはキリシタン大名の存在が大きい。 戦国時代のイエズス会のキリスト教と時の権力者との興亡を描く、視点を変えたストーリーである。

Posted by ブクログ

2023/04/08

黒田官兵衛とイエズス会の日本人修道士ジョアンを主人公とした歴史小説。切支丹の視点から官兵衛を掘り下げている。黒田家は目薬を売って財を成した家であった。官兵衛は「武士というより商人のような気分がなにより、身になじんでいた」。民間感覚を持っていた。 官兵衛は卑怯を嫌う。「同じ謀叛で...

黒田官兵衛とイエズス会の日本人修道士ジョアンを主人公とした歴史小説。切支丹の視点から官兵衛を掘り下げている。黒田家は目薬を売って財を成した家であった。官兵衛は「武士というより商人のような気分がなにより、身になじんでいた」。民間感覚を持っていた。 官兵衛は卑怯を嫌う。「同じ謀叛でも、信長が昼間、安土から京へ向う途中を襲えば、乱世だけに信長の油断も咎められるのだ。しかし、寝ていたところを襲ったとなると、いかにも卑怯と思われる」。 軍師と言えば陰謀家のイメージがあるが、だまして陥れる卑怯者とは一線を画す。正直さを持っているために荒木村重に正面から会いに行って幽閉されてしまうこともあるのだろう。 織田信長は海外進出を考えていたとする説は多くみられる。それでは豊臣秀吉の朝鮮出兵のような泥沼の侵略戦争に陥る。『信長のシェフ』の明智光秀も、それを予見して避けようとする。これに対して『風渡る』の信長は秀吉のような大陸侵略ではなく、海洋国家を志向していた。『信長のシェフ 34』の信長は、さらに進めて外交交渉による海外進出を考えていた。『信長のシェフ』の信長が多くの作品の信長の中でも最もカッコいいという声があるが、それに恥じない思想である。

Posted by ブクログ