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絵本作家という仕事
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/04/28 |
JAN | 9784062175845 |
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絵本作家という仕事
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第二世代?的な、出会ったことがないことがないような有名な絵本作家たちがたくさん登場して、ルーツや仕事場を垣間見られる贅沢な本。 絵本作家を目指す人を対象にしているのか、アドバイスや激励のメッセージも。 それぞれの仕事場がほんとうにその人らしくて面白い。 あべ弘士 段取り3、仕事3、後片付け3、休憩1の黄金比。 旭山動物園で働くうちに彼らの命が体の中に入っていった。 荒井良二 大好きな荒井良二さんは、やはり根っからのアーティストなんだな…と納得。 「タブローと違っていっぱい絵を描けるし、言葉も入れられるじゃない。一冊で作品。それが大量に印刷され、自分が知らないところへも運ばれる。ポップアートじゃん!」とか、 なんで「ぞうさん」なんだ!ただの「ぞう」は描けないのか!と怒ったりとか、 『ちへいせんのみえるところ』『さよならペンギン』にやられたけど買ったら真似しちゃうからあえて買わないとか。 模倣から抜け出すこと。 石井聖岳 柔道のひと。学童でのバイト経験から。 長さんが『ぷかぷか』を見て送った激励の手紙。 及川賢治 高校の同級生と 教科書にパラパラ漫画を描いていた子ども。 ひゃく、とパーセント、が並ぶのが面白くて「会社名」みたいに きたやまようこ あかたろうやゆうたのシリーズ。 こみねゆら フランスのエッセンス スズキコージ ルーツはゴッホや山下清だったんだなぁと、すきまのない絵に納得。 サルビルサは高校時代の友達とのやりとり! 高畠純 モンキーパンチがいとことは知らなかった! 大学で後進を育てている人らしい、わかりやすいアドバイスがたくさん。 武田美穂 絵本はめくりの芸術、クリエイティブな映像文化だという言葉に頷く。 たしろちさと 板橋区の図書館の話が出てきて親近感! 水彩からアクリルがナッシュへの転向。 実物をよく見て描いてから崩すことと、イメージで描くことの違い。 カバ好きさん。 『ぼくうまれるよ』読んでみよう。 長谷川義史 図工が得意。 経験が絵に出る おじいちゃんのおじいちゃんの〜がデビュー作とは知らなかった! 堀川理万子 海のアトリエで知って、大好きに。 絵で言っていないことを文で。 松成真理子 萩尾望都さんに夢中で、いい子を演じてしまう子。 MOEから始まったんだ〜 絵本は主人公も舞台も自由に決めていい、短編紙映画。 三浦太郎 切り絵風のアート! 最初は大人向けの本だったのに今は赤ちゃん絵本ばかりというのが面白い。 くっついたが日本のデビュー作というのが驚き! 子育てから生まれた絵本たち。 おしりは「最後は自分のところに帰ってきてほしいという気持ちがある」ので、赤ちゃんのおしりでおしまい。というのが素敵。 村上康成 ゴッホのタッチの真似をし、野山を駆け回るわんぱく小僧。 谷内こうたさんの『のらいぬ』のめくって伝える絵本の表現に強烈な出会い。 32ページのチームワーク。 読書を本の中に引き込むには真実の部分が必要。 遊びを通して体にいろんなものを吸収する。 深みのあることをわかりやすく描く難しさ。 あべ弘士さんカワウソファンだからカワウソの絵本あるんだな〜
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【夏の四冊目】 絵本作家という仕事というよりかは、どのように作家になったのか、その作家さんのヒストリーがわかる本。 クリエイターの方々が考えていること、捉えていることがすごく参考になった!
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有名な絵本作家の「成り立ち」について、インタビューではなく作家自身が語るスタイル。 総勢12名、平等にひとり12ページ。 どんなにラフな作風でも、デッサンなど絵の基礎を勉強してる人がほとんど。 バブル期から活動してる人も多いが、美大率の多さにもびっくり。 それでもすんなりデビュ...
有名な絵本作家の「成り立ち」について、インタビューではなく作家自身が語るスタイル。 総勢12名、平等にひとり12ページ。 どんなにラフな作風でも、デッサンなど絵の基礎を勉強してる人がほとんど。 バブル期から活動してる人も多いが、美大率の多さにもびっくり。 それでもすんなりデビューできなくて、持ち込み先でボロクソに言われる事も多く、どんなにシンプルな本でも3年かかったりするみたい。 能天気な読者としては、漫画より短いページ数だから半年もかからないだろうと楽観していたが、思った以上にハードだった。 どの人も人間的に魅力的でおもしろい。特にスズキコージ氏は突き抜けている。 各人、最後のページで簡単なアンケート回答があるのだが、「この世でいちばん怖いのは?」に対する回答で「原発」をあげてる人が複数いて、3.11の衝撃冷めやらぬ2012年に出版された本ならではだと思った。あの事件がなかったら記憶にも上らないだろうが、まともな人が多くてよかった。 ネタのような質問だが、ほぼほぼ皆マジレスしていて興味深かったし、石井聖岳氏の回答には笑ったがとても共感でき親しみが湧いた。 本書のデザインについて、写真はとてもカジュアルで素敵なのに紙面構成があんまりよくない。 段落が、見出しを挟んで新聞みたいに大きく飛んだり、見開き写真を挟んだ後まで文章をまたぐ構成だから非常にテンポを崩されて読みにくかった。 その他は今でも新鮮なくらい良いデザインなのになあ。
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