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その桃は、桃の味しかしない
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その桃は、桃の味しかしない

加藤千恵【著】

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その桃は、桃の味しかしない

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2012/04/25
JAN 9784344021716

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商品レビュー

3.1

28件のお客様レビュー

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2018/05/13

高級マンションでルームシェアをする奏絵とまひる。 2人の共通点は、40代既婚者の愛人であるということ。 非現実的だけど、とても興味深いストーリーでした。 語り手が奏絵のため、有り得ない設定が淡々と語られ、入り込みやすかった。 この環境で、まひるが壊れていくのは当然のこと。 平井...

高級マンションでルームシェアをする奏絵とまひる。 2人の共通点は、40代既婚者の愛人であるということ。 非現実的だけど、とても興味深いストーリーでした。 語り手が奏絵のため、有り得ない設定が淡々と語られ、入り込みやすかった。 この環境で、まひるが壊れていくのは当然のこと。 平井は最悪の男だなと嫌悪感を感じます。 奏絵が自分を見失わなくて良かった。 出てくるご飯が、平凡でもどれも美味しそう。 2人とも幸せになれるといいなと思います。

Posted by ブクログ

2018/03/10

裕福な既婚の男性に拾われ、用意された部家で生活費をもらいながら生活する2名の女の子。大きな事件が起きる訳でもないのに、些細な感情表現の積み重なりで話が進んでいく。

Posted by ブクログ

2017/09/26

17/09/25 (66) 読み終わったあとにタイトルを改めて読むとなんだか虚しい気分になる。かなしいとかせつないじゃなくてむなしい。 ・まひるはうるんだ目でわたしを見ていた。まひるの顔を見ていると泣きそうになるけれど、視線を外すのはもっといやだった。唇に力を入れて、見つめた...

17/09/25 (66) 読み終わったあとにタイトルを改めて読むとなんだか虚しい気分になる。かなしいとかせつないじゃなくてむなしい。 ・まひるはうるんだ目でわたしを見ていた。まひるの顔を見ていると泣きそうになるけれど、視線を外すのはもっといやだった。唇に力を入れて、見つめた。 「奏絵ちゃん」 「うん」 楽しかった、とか、ありがとう、とか言われたら、もう我慢できずに泣いていたと思う。けれどまひるは何も言わなかった。きっと何か言ったら泣いてしまうからだ。(P183)

Posted by ブクログ

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