長期予報のしくみ シリーズ新しい気象技術と気象学3

酒井重典【著】

• 販売会社／発売会社: 東京堂出版
• 発売年月日: 2012/04/11
• JAN: 9784490207583

商品レビュー

2013/01/19

　読んで良かった。アンサンブル予報って言うのを使ってるんですって。
　初期値をぶらして、並列に学習して時系列の確率過程をトレースしながら、
　なんか良さそうな組合せで、時期の大まかな傾向を見るんですって。
　ざっくりとした基本的なことは読めました。次は、データ同化入門を読む。

2012/07/24

予測技術の参考に読んでみた。結論：参考になる。
気象予報は、以前は単なる絵合わせ＝局所的な天気図を天気と統計的に結びつけたもの、だった。
現在ではグローバル且つ重層的（大気には高さがあるので）な相関分析を行い。その結果に基づいて、力学モデルを作り予測を行っている。さらにカオスのはたらくケースが多いので、アンサンブル予報と言って力学モデルの初期値を複数用意してその平均値を用いるやり方をとっており、これによりより長期かつ精度の高いものができるようになった。またアンサンブル予報を構成する各予報の分散で予報の精度も測定できる。