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大激変 2020年の住宅・不動産市場
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2012/04/06 |
JAN | 9784023310322 |
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商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
仕事で配下のメンバーが不動産領域に営業をかけている為、知識をつけるために購入。 住宅・不動産市場は『フロービジネスからストックビジネスに変化』していく。 ※フロービジネス:購入した土地などに付加価値をつけて(例えばマンションを建てる、戸建て住宅を建てるなど)、販売する事業態 資...
仕事で配下のメンバーが不動産領域に営業をかけている為、知識をつけるために購入。 住宅・不動産市場は『フロービジネスからストックビジネスに変化』していく。 ※フロービジネス:購入した土地などに付加価値をつけて(例えばマンションを建てる、戸建て住宅を建てるなど)、販売する事業態 資産価値が市場の影響を大きく受けるビジネスのため、少子高齢化が進み、地価が上がりづらい現状の日本では通用しにくくなってきている。 そこで今ある建物(マンション、アパート、戸建てなど)に付加価値を付けて運用していくことが求められる 【ストックビジネス】 例えば、日本は世界きっての新築至上主義だが、中古住宅をリフォーム・リノベーションして売却・賃貸することや、マンションや戸建てなどの管理を充実化し既存客へのメンテナンス投資を促すことが考えられる。 細かいところに違いはもちろんあるが、日本製造業が直面している課題と大枠は一致しているように感じる。 例: モノ売り→コト売り(システムとして売る、ソリューション営業) 売り切り型→アフターフォローで稼ぐ サブスク形式など
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住宅関連産業は従業者数、法人数共に全産業の10%を超える一大産業である。 これまで、人口増加と経済成長を背景に、終身雇用と長期ローンに後押しされた、新築マイホーム所有というニーズを前提とした産業モデルが形成されていた。しかしながら、業界には数々の非効率が内在し、人口減少や東日本...
住宅関連産業は従業者数、法人数共に全産業の10%を超える一大産業である。 これまで、人口増加と経済成長を背景に、終身雇用と長期ローンに後押しされた、新築マイホーム所有というニーズを前提とした産業モデルが形成されていた。しかしながら、業界には数々の非効率が内在し、人口減少や東日本大震災を契機とした価値観の変化など、同業界は岐路を迎えれている。 住宅産業をさらに戸建て住宅、新築マンション、仲介、賃貸、管理などに細分し、事情を経済学を前提とした分析を行っている。簡潔でありながら硬派な内容となっており、説得力がある。これまで新築の建設を前提としたフローのモデルから、既存住宅を中心としてストックを活用するべきであるというのが本書の全体的な主張である。 特に関心を持ったのがマンションである。同業界は、かなり分散型の市場であり最大手ですらシェアが6%程度である。マンション業界のバリューチェーンは、おおざっぱには 1.用地取得 2.設計・企画 3.建設 4.販売 となっているが、その全てが容易にアウトソースが可能であり、それが差別化余地をさらに小さくしている。唯一、競争優位を発揮できるとすれば、用地取得とそれに伴うファイナンス能力であるが、それも決定的な要素とな成り得ない。今後、人口が減少することが確実な中で、新築マンションの建設で安定的な収益を上げながら成長していくのは困難であることは明白であるということだ。 さて、一方でこの本が不動産の購入や売却などを考えている一般個人にとってはどう言う意味が有るかというと、やはりマクロからの理論的視点での状況が分析されているので、長期的な資産戦略には有益な情報となるでしょう。
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人生で一番高い買い物といえば、住宅であるが、資産価値が将来どうなるかは気になるところ。会社としてもかかわるテーマなので買ってしまった。 「わが国における借家の総数は1700万戸を超えており、そのうちおよそ19%が空き家という、市場全体で見ればきわめて供給過剰な状態に陥っている。」...
人生で一番高い買い物といえば、住宅であるが、資産価値が将来どうなるかは気になるところ。会社としてもかかわるテーマなので買ってしまった。 「わが国における借家の総数は1700万戸を超えており、そのうちおよそ19%が空き家という、市場全体で見ればきわめて供給過剰な状態に陥っている。」 こんなに供給過剰だったとは。ただし、供給過剰の借家とは、狭い特徴があるので、一概に今買ったマンションが価値が心配するほど減るということではないようだ。
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