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「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ
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商品詳細
| 内容紹介 | 素晴らしい示唆を含みながらも難解で、なかなか最後まで読み通せない&理解できないことがあるロングセラーの古典『失敗の本質』を若手戦略コンサルタントが23のポイントに整理したのが本書。『失敗の本質』は大東亜戦争において、米軍より物量や技術面で劣っていたのではなく、日本という組織が持つ構造的・精神的な特性こそが最大の敗因であることを明らかにした内容。現代社会、日本人が陥る思考・行動特性を捉えており、組織再生、日本再生へのヒントとなるはず。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社 |
| 発売年月日 | 2012/04/07 |
| JAN | 9784478016879 |
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「超」入門 失敗の本質
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「超」入門 失敗の本質
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太平洋戦争末期、日本とアメリカは25の島々を巡って激しい戦闘を繰り広げた。そのうち日本が守り切った島はいくつあったのだろうか。意外にも答えは17。一方のアメリカが攻略したのはわずか8島。にもかかわらず戦局を決定づけたのはアメリカだ。何故か。彼らは戦争の勝利に必要な島だけに全力を...
太平洋戦争末期、日本とアメリカは25の島々を巡って激しい戦闘を繰り広げた。そのうち日本が守り切った島はいくつあったのだろうか。意外にも答えは17。一方のアメリカが攻略したのはわずか8島。にもかかわらず戦局を決定づけたのはアメリカだ。何故か。彼らは戦争の勝利に必要な島だけに全力を注ぎ不要な戦いは避けたからだ。本書はこの対照的な戦い方から、日本組織に根付く「目的の曖昧さ」という本質的な課題を鋭く浮かび上がらせる。戦争の本でありながら、現代の組織にも通じる示唆に満ちた1冊だ。
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失敗の本質は、23個の項目には収まらない 本書は、日本軍の失敗を23の組織的ジレンマとして整理し、現代の組織にも通じる問題として提示している。読み進めながら感じたのは、23項目を覚えれば組織の失敗を防げる、という話ではないということだった。仮に23項目をすべて解消したとしても、新しい環境には新しい失敗要因が現れるだろう。むしろ本書から学ぶべきなのは、組織が「いま何によって失敗しつつあるのか」を見立て、発見し、修正する能力ではないかと思う。 勝った理由を間違える 特に興味深かったのは、成功体験の扱いである。ある戦いに勝ったとしても、なぜ勝てたのかを正しく理解しているとは限らない。自分たちの能力だけでなく、相手の事情、地理、兵站、政治情勢、技術、偶然など、複数の条件が重なって結果が生じているからだ。「勝った」という事実から「この方法が正しい」と短絡すれば、環境が変わったときに過去の成功が足かせになる。 勝利とは何か 戦争について考えると、そもそも「勝つ」とは何なのかという問題に行き着く。戦闘に勝つことと、戦争に勝つことは同じではない。さらに、戦争に勝つことと、望ましい政治的状態を実現することも同じではない。目的、終結条件、戦略、作戦、戦術、指標がつながっていなければ、局所的には勝ち続けながら、全体としては破綻することがある。 合理的な人間だけでも失敗する この点で、最近読んでいる『幼女戦記』との対比も面白かった。そこでは、ドイツを思わせる帝国に、単純な「狂った独裁者」を置かず、まじめな官僚や軍人たちが合理的に判断している。それでも主人公デグレチャフが合理的な判断をするたびに、なぜか状況が悪化していく。個々の判断が合理的でも、それらを積み重ねた結果が組織全体の目的に適合するとは限らない、という組織論の寓話として読むことができる。 見立てる力と、損切りする力 結局、重要なのは「失敗しないこと」ではないのだと思う。必要なのは、現状を見立て、過去の成功を疑い、自分の判断も仮説として扱い、必要なら損切りすることだ。そこには、自分の判断が間違っていたと認める力も含まれる。失敗を認めることは敗北ではない。失敗を認められず、現実に合わせて判断を変えられないことのほうが、組織にとっては大きな失敗になる。 レイヤーが違えば、正論も違って見える さらに、組織について考えると、同じ事実を見ても人によって見ているレイヤーが違うことに気づく。個人の能力の問題として見る人もいれば、役割やプロセス、組織構造、ガバナンスの問題として見る人もいる。上位のレイヤーから見れば正論でも、受け手には「自分の能力を否定された」と聞こえることがある。だから、正しいことを言うだけでは組織は動かない。異なる認知レイヤーを持つ人たちが、意思決定できる形にまで問題を翻訳する必要がある。 それでも、すべてを一人でできる必要はない 優れたリーダーも、すべての能力が突出しているわけではないだろう。戦略、現場、人心掌握、技術、政治、組織設計など、どこかが突出し、それを周囲の能力と組み合わせて成果につなげている場合も多い。重要なのは万能であることではなく、自分と他者の能力の境界を見極め、適切な役割と意思決定の仕組みを作ることなのだと思う。 24番目の失敗 本書の23項目を読み終えて最も残った問いは、「24番目の失敗は何か」である。23項目を知ったことで安心し、それらをチェックリストとして消化した瞬間、すでに別の失敗が始まっているのかもしれない。 本書から得るべきものは、23個の答えではなく、答えが変わり続ける組織を観察するための視点なのだと思う。失敗しない組織ではなく、失敗を発見し、認め、修正し、次の判断につなげられる組織。そのために必要なのは、正しさへの執着よりも、現実を見立て続ける力なのだと思った。
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本編の予習として読んだ。入門書でありながら23項目にわたる内容が盛り込まれており、想像以上のボリュームを感じた。 日本人に見られる思考の傾向として、経験的学習によって培った能力や考え方を、サンクコストゆえに捨てきれず、次第に本来の目的を見失ってしまうこと、また、減点方式によって...
本編の予習として読んだ。入門書でありながら23項目にわたる内容が盛り込まれており、想像以上のボリュームを感じた。 日本人に見られる思考の傾向として、経験的学習によって培った能力や考え方を、サンクコストゆえに捨てきれず、次第に本来の目的を見失ってしまうこと、また、減点方式によって「どれか一つでも欠ければ、すべて駄目だ」と捉えてしまうことが、戦況が劣勢にあるときの判断を誤らせる要因になると理解した。 現在のビジネスにおいても、競合他社にシェアを奪われた局面では、同様のことが頻繁に起こり得ると、組織内部にいる自分自身も感じている。本書の教訓をしっかりと生かし、重要な局面で判断を誤らないようにしたい。
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