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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2012/04/12 |
JAN | 9784334764043 |
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妃は船を沈める
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妃は船を沈める
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商品レビュー
3.4
53件のお客様レビュー
「有栖川有栖」の長篇ミステリ小説『妃は船を沈める』を読みました。 「有栖川有栖」の作品が続いていますね。 -----story------------- 「妃」と呼ばれ、若い男たちに囲まれ暮らしていた魅惑的な女性「妃沙子」には、不幸な事件がつきまとった。 友人の夫が車ごと海に転...
「有栖川有栖」の長篇ミステリ小説『妃は船を沈める』を読みました。 「有栖川有栖」の作品が続いていますね。 -----story------------- 「妃」と呼ばれ、若い男たちに囲まれ暮らしていた魅惑的な女性「妃沙子」には、不幸な事件がつきまとった。 友人の夫が車ごと海に転落、取り巻きの一人は射殺された。 「妃沙子」が所有する、三つの願いを叶えてくれる猿の手は、厄災をももたらすという。 事件は祈りを捧げた報いなのだろうか。 哀歌の調べに乗せ、臨床犯罪学者「火村英生」が背後に渦巻く「欲望」をあぶり出す。 ----------------------- 探偵役である臨床犯罪学者「火村英生」と、「ワトソン」役の推理作家「有栖川有栖(アリス)」のコンビが活躍する作家「アリス」シリーズの長篇8作目にあたる作品… もともと中篇だった『猿の左手』に、同じ登場人物を配置した中篇『残酷な揺り籠』を『幕間』でつなげて、長篇の前半と後半として形を整えた作品のようです。 ■はしがき ■第一部 猿の左手 ■幕間 ■第二部 残酷な揺り籠 ■解説 西澤保彦 「三松妃沙子」… 「妃」と綽名される彼女の周りには、いつも若い男たちが集まっていた、、、 自由で貧しくて、少し不幸な彼らとの時間に彼女は、何を求めていたのだろう… 願い事を三つだけかなえてくれる猿の手に、何を祈ったのだろう。 倫理と論理が奇妙にねじれたような、不可解な二つの事件の背後には、濃くゆらめく彼女の気配があった… 臨床犯罪学者「火村英生」、罪深くも誇り高い難敵に挑む……。 「火村」が前半の『猿の左手』で追い詰めきれなかった犯人を、後半の『残酷な揺り籠』での別な事件をきっかけに追い詰めていく展開… 終始、「妃」こと「三松(設楽)妃沙子」に振り回された感じですね、、、 それにしても、「妃沙子」の女王様的な言動に共感できなかったなー 「火村」の敵ですが、もっと魅力を感じる人物像の方が共感できて愉しめたんじゃないかと思います… 『猿の左手』の被害者との入れ替えや、『残酷な揺り籠』の密室トリックは、なかなか魅力的な仕掛けでしたけどね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
関連する2つの中編からなる作品。 読みやすかった!すらすら読めたし、やっぱり有栖川さんの表現は綺麗だなと感じた。 第1部の「猿の左手」 『猿の手』の話は「3つの願いを叶えてくれる。でも代償もある。」くらいしか知らなかったが、作中でストーリー全体に言及してて分かりやすかった。また、作中で語られる猿の手にまつわる解釈は面白かった。この解釈にまつわる議論は、はしがきによると作者と北森薫先生の実際にあった議論との事だった。 第1部、第2部共に登場し本作の鍵を握る妃(妃沙子さん)はまさしく魔性の女。2部での登場シーンでは「あ、そうきたか」「妃キター!」と思わず笑ってしまった。 そして読後にタイトルを見返した時とてもしっくりくる感じがして、的をえてるタイトルだと思った。
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妃と呼ばれ若い男の面倒を見る40前の女性妃沙子が絡む事件。2部構成で1話目の事件の後3年後に2つ目の事件が起こる。 淡々としたエピソードで、キャラクターの個性も弱く、個人的にはあまり好みでなかった。
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