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サロメ 光文社古典新訳文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2012/04/12 |
JAN | 9784334752484 |
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サロメ
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商品レビュー
3.8
27件のお客様レビュー
借りたもの。 説明不要の超名作古典。 それまでの古風な日本語から、少しマイルドになった翻訳。 読んでいて面白いと思ったのは、岩波文庫版では狂気に満ちた悪女のような印象だったサロメが、こちらの翻訳では、可憐な少女のような印象になった。 特筆すべきは、後半の「訳者あとがき」「註」と...
借りたもの。 説明不要の超名作古典。 それまでの古風な日本語から、少しマイルドになった翻訳。 読んでいて面白いと思ったのは、岩波文庫版では狂気に満ちた悪女のような印象だったサロメが、こちらの翻訳では、可憐な少女のような印象になった。 特筆すべきは、後半の「訳者あとがき」「註」と「解説」だろう。 この3つで本編よりもページ数が多い。 「訳者あとがき」では、自身の『サロメ』に纏わる経験と想いが綴られ、私自身もそれに共感したりと、とにかく興味深かった。フランス語版を底本にし、そこで岩波文庫版の翻訳とは印象が異なると指摘。 フランス語版における、比喩のイメージの連鎖に趣があるとのこと。(私は岩波文庫版を読んで、回りくどい重複する誇張だと思っていた)それは、イメージのメタモルフォーゼだった。 「解説」には『サロメ』像の変容。〈運命の女〉から〈残酷な少女〉へ。さらにワイルドイメージの罠――同性愛事件――も相まって同性愛解釈がされたり(それは現在まで続いている…らしい)。 「註」で言及されているのは、『サロメ』作中でオスカー・ワイルドが仕掛けた、聖書のパロディ、その元ネタの意味や解釈、相違点について。 興味深かったのは、ケンタウロスの行の註で、ギリシア神話のイメージは、執筆のインスピレーションとなった《出現》の画家ギュスターヴ・モローの絵画への言及となっていた点。確かに聖書世界の洗礼者ヨハネがギリシア神話に精通しているのは違和感…… 確証をもって書かれていないが、その可能性は否定できない。 『サロメ (岩波文庫)』( https://booklog.jp/item/1/4003224523 )、『新訳 サロメ (角川文庫)』( https://booklog.jp/item/1/4041141966 )と読み比べ。
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あまり話の展開がない…… サロメとヨカナーンがそもそも関係があるわけではないので、人間の深い所を抉ってるというわけではないし、エンタメ的にもあまり起伏がなくて微妙…… 訳者がワイルドの人生や、三島由紀夫が激賞したことを解説していて、そちらは充実していて良かった
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難しかった。 サロメと首だけの知識で読み始めたが、比喩、詩的表現が続き物語が進むようで進まない。 解説を読んでようやく理解できた。 推理小説のようであり、大学の授業を思い出すようであり。
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