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満つる月の如し 仏師・定朝
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
| 発売年月日 | 2012/03/07 |
| JAN | 9784198633622 |
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満つる月の如し
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商品レビュー
4.2
19件のお客様レビュー
定朝の仏師として生きていく過程、苦悩が詳細に語られて仏を信ずる心を持つまでの生き様、そして生きていく信念を描いていてもっと定朝と一緒に何のために生きていくのかを考えていきたかった。最後は自分1人置いて行かれ定朝は最高の如来を作って亡くなったが自分はまだまだ未熟で考えが浅はかで定朝...
定朝の仏師として生きていく過程、苦悩が詳細に語られて仏を信ずる心を持つまでの生き様、そして生きていく信念を描いていてもっと定朝と一緒に何のために生きていくのかを考えていきたかった。最後は自分1人置いて行かれ定朝は最高の如来を作って亡くなったが自分はまだまだ未熟で考えが浅はかで定朝のようにはなれないがすごく生き方を学ばせてもらった。 定朝以外の人たちにもたくさん学べたし、大河ドラマの光る君を観ていたから時代や人物もすんなり頭に入っていきやすかったので内容は濃かったが没頭して読める本だった。
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1000年も前に生きた人々の苦しみ、悲しみ、希望、宗教観、格差。そんなものが生き生きと胸に迫って来ました。こんな小説が大河ドラマ化されたら毎週見るな~。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
京都・平等院の本尊である阿弥陀如来像を彫った仏師・定朝の物語。 平等院はHPがとても良いので、ガイドブックさながらに阿弥陀如来像を拝すことができて◎、千年前の木造のものがこれだけ美しく残されていることはすごいことだなあ。 舞台は平安、仏師としての定朝の葛藤だけでなく、あの時代は高貴な生まれであっても庶民であっても狭く苦しい一生になるひとばかりで、読みながら心重くなってしまう。救われないけど学びはある。年末読んだアンソロジーで触れた澤田瞳子さんの作を読んでみたくなり手に取ったのだけれど、ちょっと難しかったなあ、時代も宗教も、読み手に素養が求められる背景の1冊かもしれない。人名の読み方すら何度も自信なくなり、あらゆることを調べながらじっくり読んだけれど、登場人物たちの思いに近づけなかった。隆範、その自発的冤罪には何より納得いかない。 ちょっと時代背景や和歌や仏教のことなど、鍛え直してからまた再読したいな。力不足(読み手の私が)を感じた一冊でした。
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