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チャイコフスキー・コンクール ピアニストが聴く現代 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2012/02/28 |
| JAN | 9784101385518 |

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チャイコフスキー・コンクール
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
いま読んでも抜群に面白い本だ。 本書の内容や感想は、ここでは詳しく書かない。過去に、中公文庫版の方にはレビューを書いたからだ。そのときに書いた文の中から一文だけ、再掲したい。 本当に面白い本の条件は、何を書くか(素材)と、どのように書くか(表現力)の双方が優れたものだと考えるが...
いま読んでも抜群に面白い本だ。 本書の内容や感想は、ここでは詳しく書かない。過去に、中公文庫版の方にはレビューを書いたからだ。そのときに書いた文の中から一文だけ、再掲したい。 本当に面白い本の条件は、何を書くか(素材)と、どのように書くか(表現力)の双方が優れたものだと考えるが、本書はこの条件を満たしている。 本書の素晴らしさは、オリジナルの中公文庫版が、30年以上も版を重ねていることで、社会的にも証明されてしている。 ここでは、本書=黒い表紙の新潮文庫版と、赤い表紙の中公文庫版の違いについて述べてみたい。これから、『チャイコフスキー・コンクール: ピアニストが聴く現代』を読んでみたいとお考えの方には、参考になるだろう。わかりやすくするために、箇条書きにしよう。 ■中公文庫版 見た目の特徴:赤い表紙 発行:1991年 ページ数:305ページ 解説:吉田秀和 新品で買える(版を重ねている) ■新潮文庫版 見た目の特徴:黒い表紙 発行:2012年 ページ数:373ページ 解説:亀山郁夫 新品で買えない(品切れ重版未定状態) 違い1.中公文庫版にはない、「ピアニストが聴くペレストロイカ」を、追加収録している。 違い2.中公文庫版よりも文字サイズが大きく、太字で、くっきりとして読みやすい。 違い3.中公文庫版の巻頭に12ページあった写真が、4ページに割愛されている。写真自体の鮮明さは上がっている。 私は両方とも所有している。どちらがお勧めかと聞かれると、その人が何を優先するかによると答える。 先ほど挙げた箇条書きを見ても、一目瞭然だが、まず、新品で買いたい人は、中公文庫版の一択である。 次に、新品・中古にこだわらず、文字が読みやすいことを優先するなら、中古で新潮文庫版となるだろう。 1990年に開催されたチャイコフスキーコンクールを描いた「ピアニストが聴くペレストロイカ」を読みたいなら、新潮文庫版。この文章も本文に負けず劣らずの論考で、ここだけでも読む価値がある。ソ連崩壊直前の混沌とした様子を伝える貴重なドキュメントだ。 解説は、中公文庫版の吉田秀和氏の方がはるかに優れている。新潮文庫版の亀山郁夫氏との文章力の差は大きい。吉田秀和氏のファンなら、中公文庫版。 巻頭の写真の枚数の差は、些細な違いと言えるので、選択の際に考慮する必要はない。 個人的には、文字が読みやすい新潮文庫版を読むことが多い。
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ロシアがソ連の時代。今と異なる国際情勢、審査員たちの人間味あふれる評価、すべてが新鮮に映って見える。 音楽的なことで気になったのは、「なぜバッハをショパンのように弾いてはいけないのか」ということを言及していたこと。 しかし、「音楽性」ということばが私には難しく、正直理解に苦しん...
ロシアがソ連の時代。今と異なる国際情勢、審査員たちの人間味あふれる評価、すべてが新鮮に映って見える。 音楽的なことで気になったのは、「なぜバッハをショパンのように弾いてはいけないのか」ということを言及していたこと。 しかし、「音楽性」ということばが私には難しく、正直理解に苦しんだ。私もピアノを習っていた頃にベートーヴェンをショパンのようには弾かないと教わっていた。そういうもんだと思ってたから、理由について詳しく知りたかった。 それにしても、トランシーバーでコミニケーションとりながら順位を決めるシーンは笑えた。 ・1位は2人がいい。ひとりは皆同じ意見で、もうひとりは審査員によって異なる。それなら、その人を1位にして2位を決めればよくないか(正論) ・「ソ連製のトランシーバーはダメだなぁ」「東京でやったときはソニー製だったからうまくいったのかもしれない」←国際ジョークで紅茶噴いた 中村紘子さんの文章は冷静で読みやすい。絶妙に感情も混じるのでそれがまたいい。 今回は図書館で借りた本だから返さないといけない。だけど、また読みたいな。
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ピアニスト・中村紘子さんが見たチャイコフスキー・コンクール。 著者が1986年の同コンクールで審査員をつとめた時の経験談を中心に、同時代のクラシック業界の事情を考察する。 コンクールとは、音楽にとってそもそも何なのか。コンクールの情景・審査員たちの生態は? そこに登場してくる...
ピアニスト・中村紘子さんが見たチャイコフスキー・コンクール。 著者が1986年の同コンクールで審査員をつとめた時の経験談を中心に、同時代のクラシック業界の事情を考察する。 コンクールとは、音楽にとってそもそも何なのか。コンクールの情景・審査員たちの生態は? そこに登場してくるのはどういう「ピアニスト」なのか。日本人がそこに参加する意義と限界とは? 彼我のピアニズムの違いとは? さらには、「ペレストロイカ」を経て、音楽地図の方はどう変わったか? などなど、今から見るといささか古い本には違いないけれども、その辺のコンクール事情・音楽事情がよくわかって面白かった。
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