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欲情の文法 星海社新書
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欲情の文法 星海社新書

睦月影郎【著】

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欲情の文法 星海社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 星海社/講談社
発売年月日 2012/01/27
JAN 9784061385115

欲情の文法

¥825

商品レビュー

3.4

20件のお客様レビュー

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2022/05/28

官能小説の創作論というより、睦月影郎先生の自伝本+創作談義の印象が強かった。特に『エクソシスト』を七回見てとうとう映画館でシコった話と三脚の説明書で抜いた話が面白かった。 睦月先生が提唱した「官能の三原則(①避妊はいらない。②生理中ということはない。③処女でもイク)」が興味深か...

官能小説の創作論というより、睦月影郎先生の自伝本+創作談義の印象が強かった。特に『エクソシスト』を七回見てとうとう映画館でシコった話と三脚の説明書で抜いた話が面白かった。 睦月先生が提唱した「官能の三原則(①避妊はいらない。②生理中ということはない。③処女でもイク)」が興味深かった。官能小説の意義は“簡単に言ってしまえば、官能小説は「セックスをして気持ちが良かった」というのを原稿用紙300枚に引き伸ばして書いている”らしかった。 “ギャップがある関係は官能的”とされていた。“人物設定で重要なのはギャップである”は官能的な物語のキャラクター制作以外にも流用できそうだった。 官能小説の基本設計は「①行為、②場所、③関係」で、その中にひとつでもユニークさを生めば作品になることを知れた。

Posted by ブクログ

2018/12/22

官能小説のストーリーは予定調和 ・定番は「教わる(母乳系)」→「教える(処女、美少女)」→「3P」 ・予定調和がウケる   昔はストーリーにこだわったが、そうすると不自然になる。   官能小説で一番重要なのは濡れ場、しかも主人公を気持ちよくさせる濡れ場であって、ストーリーは二の次...

官能小説のストーリーは予定調和 ・定番は「教わる(母乳系)」→「教える(処女、美少女)」→「3P」 ・予定調和がウケる   昔はストーリーにこだわったが、そうすると不自然になる。   官能小説で一番重要なのは濡れ場、しかも主人公を気持ちよくさせる濡れ場であって、ストーリーは二の次なのである。 ・テーマのユニークさ ?行為 ?場所 ?関係 ・締めくくりは、快楽の無限ループ:幸せのまま終わる ・主人公は常に18歳の童貞なので、作者は「毎日、女性への感激と感謝を持って、童貞に戻る」ことにしている。 ・何の取り柄もなくモテないけれど、女性に対する渇望は人一倍強いダメ男。初めての親元を離れて下宿をする。何もしなくとも女性にモテる男は敵。 ・女性に甘えたいが50歳を過ぎると、難しくなってきたので、最近は「女性はみんなお姉さんだと思う」ようにしている。  書くためのアドバイス  最後まで書くためには「途中まで書いたら、絶対に読み返すな」  3種類の日記を書き続けている 「夢日記」「オナニー日記」「フツーの日記」  モチベーション継続のためには、キリのいいところでやめない  途中で抜かない。テンションが下がるから  ストーリー作りには?観察力?妄想力?記憶力 三島、夏目、川端は必須   作者のオナニーにかける情熱  学生の頃の定番ネタは週刊プレイボーイ  アグネスチャンがいちばんで、ポスターが手に入ると、目と口を切り抜いて、お面の様鬼自分の顔に被せ、鏡を見ながらオナニーした。  鉄腕アトムもお気に入りで、アトムの足や顔に欲情していた。手塚作品のやたらかわいい動物たちにも欲情した。  初めて付き合った彼女は挿入までには至らず(結婚してから、と約束したから)、1年半付き合ったがわかれた。今でも彼女は神聖化され、彼女と母親の名前は使えない。 バカボンのままに手ほどきを受けたい童貞たち  前にトークショーをしたとき、おたくで童貞の三十代が大勢来てくれた。  彼らに「誰に手ほどきを受けたいのか?」と聞いてみると、意見が真っ二つに割れた。  一つは『ルパン三世』の峰不二子。グラマーな悪女。  もう一つは、「バカボンのママ」。二人の子供を生んでいるから、少なくとも2回は中出しされたことになる。あの落ち着きのないパパがそうする、ということは、ママっはリードが上手な女性だろうと、彼らは思ったのだろう。  くしくもどちらも声優の増山江威子である。

Posted by ブクログ

2016/01/24

官能小説に対して、とりあえず濡れ場を書いているだけという先入観があったのですが反省します。主人公が18歳童貞、ストーリーは単純、1人目は年上お姉さんタイプなど、一見どうでもいいような設定や構成は、読者を欲情させるための戦略だったとは。官能小説には人の心を動かすコツが詰まっているこ...

官能小説に対して、とりあえず濡れ場を書いているだけという先入観があったのですが反省します。主人公が18歳童貞、ストーリーは単純、1人目は年上お姉さんタイプなど、一見どうでもいいような設定や構成は、読者を欲情させるための戦略だったとは。官能小説には人の心を動かすコツが詰まっていることが分かりました。ただ、欠点もあります。この本は基本的に官能小説の書き方が書かれているのですが、著者の個人的な経験を基に書かれています。官能小説家だから当然なのかもしれませんが、著者の性癖が読んでいて少しキツいです。

Posted by ブクログ

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