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人間と貢献心 ホモコントリビューエンス叢書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 芙蓉書房出版 |
| 発売年月日 | 2012/01/10 |
| JAN | 9784829505335 |
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人間と貢献心
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人文科学の存在理由について 以下引用 人間は生きるために偏見を必要しているらしい。人文科学の存在理由は、たえず再生産されるさまざまな偏見とたたかって、ひとびとの合意形成に貢献することである。キリスト教文化とイスラム教文化が、「文明の衝突」を流血の惨事にして繰り広げている世界に...
人文科学の存在理由について 以下引用 人間は生きるために偏見を必要しているらしい。人文科学の存在理由は、たえず再生産されるさまざまな偏見とたたかって、ひとびとの合意形成に貢献することである。キリスト教文化とイスラム教文化が、「文明の衝突」を流血の惨事にして繰り広げている世界に向かって、流血が無効であり、平和が可能であることを、教義の解釈から明らかにしなくてはならない。 「いくつかの文明のなかで、西欧のみが他のあらゆる文明にたいして、強力な、ときには絶大な影響力をふるってきた。その結果、西欧と他の文明とのあいだの勢力や文化の関係が、文明の世界で最も支配的な特徴をかたちづくっている。他の文明の勢力が強まるにつれ、西欧文化の魅力が薄れ、非西欧の人びとは自分たちの固有の文化にたいする自信を取り戻し、それを維持しようとし始める。」(サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』) 政治的に固定された伝統的教義が、国と国の相互間にある種の歪みをもたらしているが、原典そのものに共役可能性を見出すことが果たして人文科学出来るのか、今後大きな課題となるだろうと思う。
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