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限界集落の真実 過疎の村は消えるか? ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/01/07 |
JAN | 9784480066480 |
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限界集落の真実
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商品レビュー
3.8
38件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新書あるあるだけれど、データや情報の羅列ではあるので、読むスピードは落ちるかも。 メディアの誇張された報道であったという主張はわからないでもないが、そのことを幾度も記すクドサは若干ある。でもこれは新書というジャンルではあるあるな気はする。やはり読み物は強烈だったり、斬新さがないと読み応えはないのかもしれない。ドキュメントではなく、フィクションを通じて訴える方が刺さるし、好みではある。 地形や交通によって追い込まれる集落。 若い村の方が消滅しがちな現実。 当事者の問題意識、諦めの気持ち
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1980年代末に、当時高知大学にいらした大野晃氏が提唱したのが「限界集落論」。 これによると「限界集落」とは、「65歳以上の高齢者が集落人口の半分を超え、独居老人世帯が増加し、このため、集落の共同活動の機能が低下し、社会的共同生活の維持が困難な状態に置かれている集落」と定義される...
1980年代末に、当時高知大学にいらした大野晃氏が提唱したのが「限界集落論」。 これによると「限界集落」とは、「65歳以上の高齢者が集落人口の半分を超え、独居老人世帯が増加し、このため、集落の共同活動の機能が低下し、社会的共同生活の維持が困難な状態に置かれている集落」と定義される。 発表当時はそれほど注目されず、2000年代に入って突如メディアや政府から注目されるようになったという。 著者は、そもそも大野氏が「限界集落論」を提唱したことの意味を整理し、自身の全国の「過疎地域」でのフィールドワークに照らして、本当に限界集落は消滅しているのか、するのか、と検証していく。 2012年初版、2014年7刷なので、現在はどうなのかが非常に気になる。が、山下さんの直近の著作はあの『地域学をはじめよう』などであった。そうかー。 藤里町の事例が出ていて、以前、訪ねて行って、菊池まゆみさんの著作を数冊もらったことがあったことを思い出した。 菊池さんは福祉職として、「お金のない不幸、病気に苦しむ不幸、年を取って体力も気力も記憶力も衰えていく不幸、障害を抱える不幸」などさまざまな不幸を目にしてきた…との過去の自分の発言を、「不幸ではなく不便だった」と言い換えておられる。 限界集落と呼ばれる地域での暮らしも、不幸ではなくて不便である、と言われているような気がした。
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日本の限界集落に置ける現状とその解決策を知る事が出来た。 自分も田舎から都会の大学に出てきてるけど、定年後は実家に帰るつもり。祖母もまだ生きてるし、あと8年くらいは農作物育ててそう。 限界集落における見方が少し変わった。一方で、これから50年後の日本の集落がどうなってるかはやっぱ...
日本の限界集落に置ける現状とその解決策を知る事が出来た。 自分も田舎から都会の大学に出てきてるけど、定年後は実家に帰るつもり。祖母もまだ生きてるし、あと8年くらいは農作物育ててそう。 限界集落における見方が少し変わった。一方で、これから50年後の日本の集落がどうなってるかはやっぱり心配。 作者のフィールドワークに関して、その村の情報だけじゃなくてもうちょい具体的なエピソードが欲しかったな。新書だから情報量を入れないといけないのは分かるけど、少し眠くなった。
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