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現代シリアの部族と政治・社会 ユーフラテス河沿岸地域・ジャジーラ地域の部族の政治・社会的役割分析
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現代シリアの部族と政治・社会 ユーフラテス河沿岸地域・ジャジーラ地域の部族の政治・社会的役割分析

高岡豊【著】

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現代シリアの部族と政治・社会 ユーフラテス河沿岸地域・ジャジーラ地域の部族の政治・社会的役割分析

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三元社
発売年月日 2012/01/12
JAN 9784883033058

現代シリアの部族と政治・社会

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2024/12/28

イスラーム過激派研究が専門の髙岡氏の博士論文がもとになった1冊。 博士論文であるから、当然、学問的な厳密さを要求されるため、途中、対象地域の部族の詳細な来歴が記載されている部分は、少し読むスピードが遅くなったのは事実である。 他方、フランスからの独立、バアス党の政権奪取及びアサ...

イスラーム過激派研究が専門の髙岡氏の博士論文がもとになった1冊。 博士論文であるから、当然、学問的な厳密さを要求されるため、途中、対象地域の部族の詳細な来歴が記載されている部分は、少し読むスピードが遅くなったのは事実である。 他方、フランスからの独立、バアス党の政権奪取及びアサド親子がどのように地方に元からいた権力者集団である部族と関係を保ち、影響力を互いに行使しようとしたのかが、この本で少し理解することができた。つまり、アサド政権は議会に部族の代表を取り込み、それらを国の統治機構の一部として組み込んだが、部族からみれば、自らの権力が近代国家の枠組みにおいて”公式”に認められたことを意味するのである。 この本は2011年に出版された本だが、現在シリアで発生していることの背景を理解しようとしたとき、このアサド政権と地方部族の関係は、一つの補助線として十分に機能するのではないかと思われる。

Posted by ブクログ

2014/12/02

本書の刊行は2011年末、元になった論文は2010年度の博士論文で、その研究対象は前年までのシリア。だから2011年アタマから今までつづくシリア騒乱〜イスラーム国への一連の情勢を直接取り扱ったものでは無い。が、「どうしてこうなってるの?」を理解するために読む必要のある文献である。...

本書の刊行は2011年末、元になった論文は2010年度の博士論文で、その研究対象は前年までのシリア。だから2011年アタマから今までつづくシリア騒乱〜イスラーム国への一連の情勢を直接取り扱ったものでは無い。が、「どうしてこうなってるの?」を理解するために読む必要のある文献である。元々シリア騒乱が激しくなった2012年に「全く基礎知識もないし読んどくか」と手に入れたのだが、一章読んでタフな本だったので積読になってたもの。ここへ来て情勢がますます進んでおり、置いてかれないうちに読まないと、と重い腰を上げたのだが…。 本書が取り上げているのは、特にユーフラテス川沿岸、ジャジーラ地域の、主に遊牧を営んでいたところに端を発する部族と、近現代シリア政治史の関わりを分析し、さらにアメリカが諸悪の根源と見ていたイラクへの義勇兵(ムジャヒディン)の潜入経路となっていた同地域における、部族の役割を浮かび上がらせようとした試みである。この地域は現在のイスラーム国支配地域の中核を為している。なぜ今の状況が起きたのか、そして我々の理解の何が正しくないのか、正確に理解するためには必読。 とはいえ、久しぶりに手こずった。読了まで2週間強。忙しかったと言うのも有るけど、何より久しぶりの横書き本。そしてフィールドワークに加え、多数の一次資料を緻密に読み込んで解析した完成研究、しかも博士論文がもとになっている。普段割と頭使わない本ばかり読んでるから、まあ進むペースの極度に落ちること落ちること。文章は読めば良いってもんじゃないと深く反省しました…。その点でも良い経験。

Posted by ブクログ

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